赤鯱新報

【クラブニュース】秋の「クラブ30周年記念試合」概要&30周年記念ユニフォームついに発表!

本日7月23日、名古屋グランパスは9月17日or18日の広島戦、10月1日or2日の横浜FM戦の2試合を「クラブ30周年記念試合」として開催することを発表。大きな節目となる2試合限定で着用する30周年記念ユニフォームのデザインも合わせて発表した。ベーシックながらも名古屋の歴史を彩るコンセプト満載の一着は、アニバーサリーパッケージなどの特別バージョンも合わせて順次発売されていく。

30周年を記念してリデザインされた特別エンブレム。NEVER GIVE UP がコンセプトに含まれているあたりもポイントは高い。

デザインコンセプトは「グランパスのファミリーやパロマ瑞穂スタジアムと豊田スタジアムの世界観を両面で表す」「紡がれてきた歴史に感謝し、ファミリーの皆様の思いを背負い、新たな未来へ歩んでいく象徴となるようなデザイン」とのこと。まず目に入るのは通常のものとは違うクラブエンブレムである。シールド型のエンブレムには「N」「G」の二つのアルファベットが大胆に配され、これは“名古屋グランパス”の頭文字以外に“NEVER GIVE UP”の頭文字の意味も込められる。さらに裾の見返し部分には「NEVER GIVE UP」のメッセージが入り、黄金時代のユニフォームを思い起こさせる部分も。

ユニフォームの前面には豊田スタジアムの風景がデザインされている。

「瑞穂と豊田の世界観を両面で」という点については、ユニフォーム前面に豊田スタジアムのスタンド、そして外観の様子がデザインされ、背面に瑞穂のスタンドと外観がデザインされている。腰部分に見える「Paloma Mizuho Studium」の文字が何とも懐かしい。ともに戦うサポーターの詰めかけたスタジアムの様子、その熱気ごと詰め込んだようなデザインは、シンプルなようで熱いものを感じる。発表会でモデルを務めた藤井陽也は「まずエンブレムがかっこいいですし、スタジアムのデザインが入っていることに歴史を感じます」と笑顔。東ジョンは「懐かしさを感じるような色で、サポーターの皆さんがデザインに含まれているので、ともに戦う気持ちで試合に臨めます」と同じく白い歯を見せた。

ユニフォームの背面腰部には懐かしい「Paloma Mizuho Studium」の看板が。

30周年記念エンブレムについてはさらに隠されたコンセプトも。鯱は基本的にはファミリー(家族群)を形成する生態を持つシャチを、「クラブ」「選手」「サポーター」「地域」「パートナー」まで至る“ファミリー”の象徴としてデザインした「Family Symbol」としての顔と、前述した「ネバーギブアップ」の頭文字をかたどった「NGU Symbol」が組み合わさったものだといい、グランパスの持つ精神とカルチャーを力強く未来へ継承していく気概が込められている。

記念試合2試合については「30thアニバーサリーパッケージ」という特別チケットの発売も行われる予定で、現状では好きな選手のサイン入りゴールドナンバー、ゴールドネームの特別仕様「30周年記念ユニフォーム」のプレゼントや、VIPルームでの観戦、そのほか特典がつけられるとのこと。予定されている価格は20万円と8万円の2種類で、それぞれ限定11席、54席が2試合それぞれに用意される。発売時期含め詳細は近日発表とのことなので、興味ある方はクラブ公式HPなどを要ご確認のこと。

ついに発表された30周年ユニフォームの感想はいかがだろうか。かなりシンプルなところにまとまったな、という印象もあるが、配色とデザインに込められた意味合いは強い。鯱の大祭典に続いてお目見えする特別ユニフォームの出来栄え、そして戦績に期待しておきたい。

reported by 今井雄一朗

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