石田凌太郎「阿部くんだったり曜一朗くんにクロスを上げられたというのは、僕の強みでもっと増やさないといけない」内田宅哉「どんな形であれ勝利に持っていけたというのはすごく大きい」【名古屋vs金沢】試合後の選手コメント
■天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権3回戦
6月22日（水）名古屋 1-0 金沢（19:00KICK OFF/石川西部/2,959人）
得点者：51’阿部浩之（名古屋）
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○石田凌太郎選手
Q:前半はなかなか高い位置を取れずにいたと思いますが。
「やっぱりウイングバックも2試合目で、初めてやる感覚だったので、なかなかタイミングだったりは掴むのに時間がかかってしまいましたけど。阿部くんだったり曜一朗くんにクロスを上げられたというのは、僕の強みでもっと増やさないといけないです。あれぐらいにまで試合の中で持っていけたのは、自信に変えていいのかなと思います」
Q:前に行けるようになった部分には、何かを変えた部分もあるのでしょうか。
「やっぱりあそこでチャンスになるというのは、試合を最初から見ていても感じていたので。あそこに出て行けるか、出て行けないかで大きく違うと思えた、それを感じられたことで、出ていくチャンスが増えていったのかなと思います」
Q:ゴール前に迫る部分が増えていき、クロスも増えていく中で、最後の局面での精度や視界というのはいかがでしたか。
「ゴールにつながっていないというのは、何かが合っていないのだと思いますし、それを練習でどう生かせるかが、僕の成長につながってくると思います。そこはもっと曜一朗くんであったり阿部くん、主力で出ていない選手たちと合わせて、ウイングバックとしても考えてもらえるように、もっともっとやるべきだと思います」
Q:ウイングバックでももっと得点を狙っていいのかなとも思って見ていましたが、今日はそこはあまり意識しなかった部分でもありますか。
「まずは試合に入ることであったり、前回、ああいう悔しい交代の仕方になったことで、そういった中ではある程度割り切ってた試合でもあったので。前半の最後のようなチャンスをもっと増やせれば、相手にとって脅威になれたと思いますけど、なかなか出て行ける回数が少なかったぶん、チャンスも少なかったと思うので。ああいう景色を見れたというのは、次につながるところかなと思います」
Q:ＦＷとウイングバックで、やるにあたっての切り替えはどうですか。
「やっぱりポジションが変わると感覚自体が変わるので、難しい部分もあります。ウイングバックも2回、やっているので言い訳はできないですし、ＦＷにかんしては前回ああやってスタメンで使ってもらえて何もできないまま2失点して代えられてしまったというのは、自分の力不足であることには間違いないので。スタメンで出た時、途中から出た時では多少の役割も違うかもしれませんけど、そこをもう一度、整理して臨めた試合ではあったので。ウイングバックもＦＷも迷いなく。勢いがなくなったら僕じゃないと思うので(笑)、そこの勢いを持ったプレーをチームに還元できたらと思います」
○内田宅哉選手
Q:ポジションを変えながらの試合になりましたが、自身のパフォーマンスについてはいかがでしょうか。
「自分の中ではやっぱりチームが勝つというのが大前提で、そこは達成できたのは良かったです。もう少し攻撃の部分もそうですけど、シュートに行けるチャンスを増やしていきたいと思いますし、そのほかの部分はけっこうできたんじゃないかなって手応えは自分の中ではあります」
Q:今日の試合で重視していたプレーや判断はどんなものでしたか。
「前を最初はやっていたので、チャンスを作ることや、裏をとるプレーだとか、前からの守備だったりとか。前の選手に求められていることがそれなので、意識していました。その中ではもっともっと起点になって、攻撃の回数を増やせたらもっと良かったなとは思いますが、連係の部分でも多少はできた部分もあったので、それは次に生かしていきたいと思います」
Q:連係を重視していたように見えました。もっと自分で仕掛けても良いのかなとは思いましたが、そのあたりの判断については？
「もっと自分の持ち味だったりを出していきたいですし、そこはもっと追求していかないとなとは思います」
Q:ポジションを変えていく中で、自分のプレーと判断をどう変えていったのでしょうか。
「前で求められていることや、中盤、サイドで求められていることは違ってくるので。その中で、初めてやっているわけではないので、やるべきことはわかっているつもりです。その中で質を落とさずプレーしないといけないので、そこをしっかりやれたのは良かったと思います」
Q:ここはもっとうまく出来たなと思った瞬間や、可能性を感じた場面などは？
「けっこう左サイドからの攻撃が多い中で、もっと間で受けて攻撃の起点になったり、右サイドでもっと作れたんじゃないかなって思っていますし。攻撃の部分で押し込んだ時に、もっと仕掛けるという時間ももっと作れたら良かったなというのはあります」
Q:自分が出場した試合で勝つ、というのも重要です。勝利に対する手応えはいかがですか。
「天皇杯でJ2のチームと戦う際には、けっこう難しい試合になるというのはわかっていましたし、その中で、どんな形であれ勝利に持っていけたというのはすごく大きいです。個人的にもその試合に出場して、勝ちに持っていけたのはすごく良かったなと思います」
reported by 今井雄一朗 