赤鯱新報

【浦項vs名古屋】レビュー:まさかの大敗、まさかの敗退。不完全燃焼のままに、名古屋は今季のアジア挑戦を終えた。

■AFCチャンピオンズリーグ 準々決勝
10月17日(日)浦項 3-0 名古屋(14:00KICK OFF/全州)
得点者:53’イム サンヒョプ(浦項)69’イ スンモ(浦項)90+4’イム サンヒョプ(浦項)
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一にも二にも、相手の土俵で戦ってしまったことが何とも残念でならない。劣勢の後半を振り返り、フィッカデンティ監督が口にした「何かしっくりこないままで試合が流れてしまった」という一言が、敗因としてはやはり最大にして唯一とも言えた部分だったのではないか。相手のペースは耐えしのぎ、自分たちの狙いと勝機を探り続けるいつものしたたかさがこの日の名古屋には欠けていた。前半の決定機を決めていればと振り返るのは簡単でも、それでも後半に粘り強さを出すのが彼らの特徴であるはずだ。前日会見で中谷進之介が自負していた、タフに闘い抜く名古屋らしさが発揮できなかったことは、そのまま後半45分の試合展開へとつながっていた気がする。確かにこれは、「こんな去り方を選手にはさせてあげたくなかった」という指揮官が悔やむ敗戦だった。

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