赤鯱新報

迫る最高の“矛盾”決戦! 番記者同士の語り合い 赤鯱新報×川崎フットボールアディクト Presents「どうなる!? 名古屋vs川崎頂上対決!」後編

こんな好カードが連戦で行われて良いのだろうか? とはJリーグファンなら誰もが思う魅惑のGW決戦が迫ってきた。首位を走る川崎と、その独走を阻まんとする名古屋の対決は、両チームの特徴を思えばまさしく“最強の矛”と“最強の盾”の真っ向勝負。どうなるかは予想しやすいようで、しかしどうなるかもわからなに今季屈指の好試合に向け、川崎をつぶさに見つめる「川崎フットボールアディクト」の江藤高志氏との対談を急きょ決行。試合の見どころや双方のこれまでの戦いについて思うところを語り合った。わずか6日間で終わってしまう6ポイントゲーム×2の観戦のお供に、よろしければご一読を。

前編はこちら

赤鯱新報×川崎フットボールアディクト Presents②
「名古屋は0-0でリズムを作りたい」(今井)
「0-0は川崎の居心地が悪い(笑)」(江藤)

今井
「しかし守田選手のところにシミッチがよくはまりましたね。タイプとしては違う選手だと思いますが」
江藤
「最初はそうでもなかったんですが、良くなりましたね。開幕から6試合ぐらいはそんなに良くもなかったんです。もっとやってほしいな、という感じだったんです。でも浦和戦の後半からシミッチが急に良くなって。ズバズバと縦パスを入れるようになって。おそらく名古屋のリズムと川崎のリズム、そして彼のリズムがあると思うんですが、フロンターレのリズムに慣れてきたところがあるんじゃないかと思うんです。鬼木監督もそこは、ボールの受け方で逆サイドも視野に入れられるでしょ?とか、そこでもう1タッチ少なく前を向こうとか、いろいろ言っていたらしいです。そこを言いすぎると情報過多で考えすぎるから、自分で考えるぐらいに留めるのがポイントらしいんですが、そういう働きかけもあって、だいぶ良くなってきましたよ。浦和戦までの6試合で言うと、だいたい途中交代だったんですよ。だから代わってもいいように塚川くんという選手がいて、シミッチに代わってアンカーをやっていたんですが、浦和戦でシミッチが90分出て、印象としても『いいじゃん』と思った次の試合から塚川くんがベンチ外になって、シミッチがフルで出始めて。わかりやすいです、そのあたりは。転換点は浦和戦だったと思います。シミッチについては。それまでは逆によく我慢して使ったなと思います。でも彼って基本、すごく真面目じゃないですか」

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