【2019シーズン全選手レビュー】前田直輝:天才は苦悩と努力を重ねてエースへと。成長から成熟へと向かうベースを作った1年間。
25 FW 前田直輝
リーグ戦29試合1741分出場9得点
カップ戦10試合717分出場1得点
天皇杯1試合27分出場
天賦の才と、努力の才、その両方を持ち合わせる男は、数字とインパクトで今季の名古屋のエースの座を射止めた。29試合で記録した9得点はジョーや赤﨑秀平を超えるチーム内トップである一方、出場時間は1741分と意外に少ない。フル出場はわずかに4度で、出場機会の大半は75分に満たない途中交代か、途中出場だった。夏には筋肉系の問題でピッチを去ることもあり、そもそも序盤はスタメンどころかメンバー入りすらできずにカップ要員としての日々を過ごしたほどに低調だった。不死鳥のごとくと言っては大げさだが、2019年の名古屋の顔として認められるまでの道のりは、平坦ではないどころか悪路も悪路、針の山のようでもあった。
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