赤鯱新報

【名古屋vs仙台】プレビュー:悩める選手たちと泰然の指揮官。連敗を内容面から止めようというトライは続く。

■明治安田生命J1リーグ第7節
4月11日(水)名古屋vs仙台(19:00KICK OFF/パロ瑞穂)
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「どう勝つか」を追求する集団はいま、「どう戦うか」をまず求められる状況にある。勝敗に頓着しない風間八宏監督はリーグ3連敗中という結果に対してさしたる興味を持たず、勝利のための自己進化に向けたアプローチに全力を傾ける。だが、試合は対戦相手との化かし合いでもあり、“自分たち”ばかりでは足をすくわれることもある。鳥栖、札幌と続いた不完全燃焼な敗戦はまさしくその典型例だろう。名古屋らしさを封じてくる相手の策に対して、ここ2戦の彼らはあまりに無防備な戦いに終始してしまった。札幌では珍しく悔しさを露わにした青木亮太は言う。「自分たちのサッカーにプラスして相手の弱いところを突けるようにやれれば」。要するに名古屋の選手たちは応用力を試されているのだ。“自分たち”で押し切れたJ2とは違う、J1のレベルの中で。

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