【赤鯱短信】森勇人は信じて待つ。サッカー小僧の次なるステージを。
今季の契約満了選手の中で、最も意外だったのが森勇人だった。21歳と若く、しかも5歳からの育成組織出身の選手を、わずか3年で手放してしまうことには残念に思う気持ちしかない。ジュロヴスキー前監督からは評価されていたテクニシャンであり、プロ3年目にしてようやく持ち味をピッチで出せる兆しが見えてきた矢先でもあった。リフティング技術はフリースタイルの選手顔負けで、オン・ザ・ボールの動きはチーム内でも上位。チーム事情から本職のトップ下で起用されることがほぼなかったことが、彼にとっての最大の不運だった。
その森にとって、オフシーズンのチームトレーニングは新たなキャリア構築のための重要な鍛錬の場となっている。スタッフも選手もなかなかに集中しにくい状況下の練習となっているが、森の動きは実に軽快だ。テーマは「シーズン中と同じ状態で」。彼の中ではシーズンはまだ終わっていない。
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