赤鯱新報

【名古屋vs福岡】プレビュー:着実に、一歩ずつ詰め寄る残留圏への道。ホームでの5か月ぶりの勝利は、何かを起こすパワーがあるはず。

■2016明治安田生命J1リーグ2ndステージ第14節
10月1日(土)名古屋vs福岡(14:00KICK OFF/パロ瑞穂
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追い越せるか、離されるか。古林将太の言葉は、現在の名古屋の立ち位置を絶妙に表現している。残留圏の15位新潟との勝点差は僅かに1、14位甲府との差も2であり、今節の結果がその順番をひっくり返す可能性が出てきた。もちろん、すべては名古屋が勝利したうえでの結果待ちであり、他力を願う状況に違いはない。だが、残り試合が二桁を切っても勝点差が7あった頃に比べれば、チームのモチベーションは雲泥の差である。「一つ勝てばひっくり返る状況にすれば、何かが起こる」とは田中マルクス闘莉王が繰り返してきた言葉だが、彼の勝負感覚の鋭さ、正確に状況を把握する聡明さには脱帽するしかない。その状況になった今、風は間違いなく背中を押すように吹き付けている。名古屋は今節、降格圏脱出への最初のチャレンジに挑む。

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