赤鯱新報

【名古屋vsFC東京】プレビュー:取り戻しつつある自信を確信に変える一戦。18試合ぶりの勝利で、名古屋は残留への一歩を踏み出す。

■2016明治安田生命J1リーグ2ndステージ第10節
8月27日(土)名古屋vsFC東京(18:00KICK OFF/豊田ス)
———–

“柔よく剛を制す”で反攻への橋頭保を築く。武器は合理的思考のもとに展開されるポゼッションサッカーだ。ジュロヴスキー新監督のもと急ピッチでチームの再構築を開始した名古屋は、明確な戦術から自信を得て、難敵FC東京を返り討ちにする算段を着々と練り上げている。

就任わずか2日で、かつての参謀は指揮官としての信頼をすっかり盤石のものとしつつある。楢崎正剛は「何も変えないで監督だけ代えても意味がない」と語ったが、その言葉通りにジュロヴスキー監督は、ドラスティックにチームに変化をつけてきた。5-4-1の守備的な布陣を4-3-3のフォーメーションに組み替え、その人選にも新たなアイデアを反映。その最たるものが磯村亮太のサイドバック起用だが、磯村曰く「昔、ボスコに『イソのサイドバックは良いと思うんだ』と言われたことがあります」とのことだった。現状の戦力を確認し、温め続けてきた腹案も盛り込みながら、新監督はどこか淀んだ空気が漂っていたチームに新風を吹き込んでいる。

(残り 2215文字/全文: 2714文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ