赤鯱新報

【名古屋vs鹿島】レビュー:“ゴールから逆算”のサッカーはどこへ。もう一度、自分たちのベースを見つめ直す時だ。

■ヤマザキナビスコカップ グループステージ 第3節
4月6日(水)名古屋 1-3 鹿島(19:04KICK OFF/パロ瑞穂/6,134人)
得点者:38’野田隆之介(名古屋)52′ 遠藤康(鹿島)66’カイオ(鹿島)71’昌子源(鹿島)
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“チーム”の強さをまざまざと見せつけられた。本来は自分たちがやるべきことが目の前で展開されていく光景に、小倉隆史GM兼監督は何を思ったか。「今のチーム状況の中ではチーム力の差が出てしまったかなと」という言葉には無念の思いに加え、自責の念が感じられて仕方がない。

ナビスコカップは連敗中、公式戦という目で見ても公式戦3連敗中と厳しい状況に立たされていた名古屋は、中3日での3連戦という日程にもベストメンバーを揃えてきた。リーグ5節のFC東京戦でつかんだ手応えをより確かなものとするには、鹿島は最高の相手でもあった。鹿島もまたカップ戦では不調で連敗中とあり、負傷の金崎夢生と柴崎岳以外はほぼフルメンバー。6134人の観客数がもったいないほどの“ガチ”な一戦となっていた。

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