赤鯱新報

【名古屋vsG大阪】レビュー:後半のみで3得点の大逆転勝利は明確なチーム戦術の賜物。名古屋は改めて、進むべき正しい道筋を見つけた

■2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第2節
7月15日(水)名古屋 3-2 G大阪(19:04KICK OFF/パロ瑞穂/13,422人)
得点者:8’大森晃太郎(G大阪)30’パトリック(G大阪)49’永井謙佑(名古屋)75’田中マルクス闘莉王(名古屋)81’川又堅碁(名古屋)
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前半を終えてのスコアは0-2。前節以上のビハインドを、しかもG大阪相手に背負ったとなれば、ハーフタイムの時点で厳しい結果を予想する者が大多数だったはずだ。内容は悪くなく、押し込めてもいた。それでも得点が奪えずカウンターで2失点を喰らえば、「今日はそういう試合か」と高をくくっても仕方ない。攻め込めば攻め込むほどに悪循環に巻き込まれていく試合は、往々にしてあるものだからだ。

しかし、名古屋はその逆境を最高の形で跳ね返した。後半の45分間だけで、正確には32分間で3得点を奪い、見事なまでの逆転劇を完成させたのである。逆襲の原動力は正しく示されたチームが進むべき道。4日前、平塚のピッチになかったチームとしての共通理解こそが、名古屋の勝因となった。

そもそも、名古屋の試合運びは前半から悪くない状態を保ってはいた。

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