赤鯱新報

【FC東京vs名古屋】レビュー:ほぼ90分間が相手のペースも、守り切ってオウンゴールを誘って連敗ストップ。ステージ残り4試合へ向けて、これが反攻のきっかけとなるか。(2230文字)

■2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ第13節
5月23日(土)FC東京0-1名古屋(19:03KICK OFF/味スタ/23,460人)
得点者:73’オウンゴール(名古屋)
※公式記録・西野監督記者会見コメント(名古屋公式)
※今節はVTRを見てのレビューです。
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やられていたのか、やらせていたのか。どちらとも言える内容はいずれにしても良いとは言えなかったが、ともかく連敗は止めた。オウンゴールのみの1-0という結果は自力というより他力の要素が強い勝ち方である一方で、勝点3の価値は変わらない。勝って反省できるのは、勝者だけに許された特権だ。

苦戦の原因はハッキリしている。FC東京が自陣に引き込んでくると想定してのメンバー構成が、果敢なプレッシングの前に相性の悪さを露呈したからだ。スタメンの1トップにはノヴァコヴィッチが選ばれ、彼とのコンビネーションを買われてか小屋松知哉がシャドーの一角に据えられた。水曜日のナビスコカップ清水戦に揃って出場した彼らは、西野朗監督曰く「ポゼッションを狙って」の人選だったことを思えば、同様のミッションを任じられていたはずだ。ボールをキープし攻撃のチャンスをうかがう苦手な展開になるならば、よりポゼッションに特長のある選手選考を、という指揮官の判断はしかし、FC東京が前に出てきたことで裏目に出てしまった。

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