「川崎フットボールアディクト」

チョン・ソンリョン「カミ選手が一番最初に見えて。一緒に喜びを分かち合いました」/天皇杯決勝 vs柏【試合後コメント】

◯チョン・ソンリョン
――PK戦は一番キーパーが目立つ舞台ですが。
「キーパーよりもフィールドの方がたぶん負担はでかいと思います。あの状況で選手たちを信じて、練習通りにみんなやれと。選手たちに掛けた声が自信を持って蹴ろと。そう言って、みんなで信じあって最善を尽くした結果かなと思います」

――後ろがサポーターで、力をもらえたのでは?
「相手の前でやるよりも、うちらのサポーターの前でやる方がいいと思いますし、相手にもプレッシャーになると思いますので。それはよかったと思います」

――今季は苦しい時期もありましたが、10月からは負け無しでタイトルを取れた。これについてはどうでしょうか?
「最初からそういう風に、勝ててれば良かったと思いますが、ケガ人もいましたし、大会もたくさんある中で、本当に練習後に居残って練習する選手がうちにはたくさんいるので。シーズン最初よりもそういう練習、本トレーニングもそうですけれども、マルシーニョ選手も最初に来た時はシュートは全然良くなかったんですけど、すごく良くなりました。居残りの練習で。すごい、シーズン当初よりも、みんなが技術的にアップしてたと思います」

――あのPK、エグいコースに蹴りましたが、どれくらい練習したんですか?
「キーパーの中で練習してます。Jリーグでも天皇杯でもPKの練習はします。グランドが悪くて穴も空いてますし、見て、落ち着いて、インサイドで決めました」

――キーパー練習でキーパー同士で蹴り合うじゃないですか。あの練習が生きてた、ってことですか。
「蹴らないよりは、お互いに。正直、試合前日にPK練習で、キーパー同士が蹴り合うんですが、常に入れてたんですが、試合前、入れられなかったんですよね。カミ(上福元直人)に止められたんですよ、昨日。その前はずっと入れてたんですけど。上に蹴ろうとして、下に行っちゃったんですよ、その時は。今日は上に行きました」

――その上福元選手が勝った瞬間に抱きつきに来て、倒されてましたけど。
「僕、無意識的に止めてそっちの方向に走ってたんですけど、カミ選手が一番最初に見えて。一緒に喜びを分かち合いました」

――ヒーローインタビューで日本語でしゃべったのは何か意味があるんですか?
「僕は日本、1、2年だけじゃなくて8年目なので。一生懸命やってるっていう姿を見せたいなと思って」

――通訳の金さんがいない時に2回ぐらい日本語で対応してくれましたね。
「(金さん)ぼく、インフルエンザで倒れてました(笑)」

チョン・ソンリョン「誰かの足に当たって方向がちょっと変わってて。でも止められてよかったです」/ACL2023/24 GS第5節 vsJDT 【試合後コメント】

チョン・ソンリョン「一つでも上の順位に行くために、みんな頑張りました」/J1 第34節 vs鳥栖【試合後コメント】

(取材・構成・写真/江藤高志)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ