2023年12月09日 22時00分　
カテゴリ： ★無料記事 • 川崎アディクト • 監督・選手コメント
タグ : 2023 • vs柏 • 天皇杯 • 柏レイソル • 瀬古樹

◯瀬古樹
――まずはこの優勝の味はいかがですか？
「そうですね。涙が出るほど嬉しかったです」

――双眼鏡で見ていて泣かれてて、どれくらい嬉しかったんですかね。
「そうですね、プロになってタイトルを取るっていうのがこんなに難しいことなんだなというのを実感できましたし、本当に今日に関しては内容うんぬんよりもやっぱり結果だと思うので。そういった意味でチーム全員で、勝ちを持って来れたというのはよかったなと思います。この感じを噛み締めたいなって思います」

――そんな試合です。柏の4-4プラス1みたいなブロックが堅くて、崩すのが大変だったと思うんですけど、どんな試合でしたか？
「ピッチコンディションもそうですけど、自分たちのやりたいサッカーができなかったのは事実。ただ別に、決勝は別物というか。考えはみんな同じ方向を向いてたので。うまく行ってないながらも、我慢しながらやれてたのかなと思います」

――前半はシュート1本、攻撃が全然が作れなくて。ピッチ内では今言わた我慢という言葉が浸透してた感じだったんですかね。
「そうですね。全員、頭が揃ってましたし。勢いをしっかり、受け入れるわけではないですけど。相手の勢いに自分たちから崩れずやれたのは、今日の最後の最後の、PKのああいうシーンまで持って行けたっていうのは、それが一つの要因だったなって思います」

――じゃあ、自分たちでチーム内で統一したものを持てていたというか、勝つためには我慢するしかないっていう感じだったわけですかね。
「我慢するしかないっていうわけではないですけど、我慢の時間が多かったっていうだけです」

――そんな前半の一つのシュートは瀬古選手だったと思いますが、どんな思いで打ったものでしたか？
「流れを変える部分でもそうですし、打たないと入らないっていうのも当たり前なので。シュートを打とうかなと思っていました」

――とても拮抗した試合だったんですが、その中で紙一重で勝ち切れたっていうのはどういうところに違いがあったんでしょうか？
「我慢我慢というか、自分たちから崩れないで、チャンスがあればそこを狙っていく。延長の最後のバフェのシュートもそうですし。確実に自分たちにも流れというか、そういう時間もあったので。その勝負どころであったりとか、勝負強さだったりというのを見せられたんじゃないかなと思います」

――PK戦、どういう思いで見てたんですか？
「本当にもう仲間を信じるだけだったので。みんなに感謝というか、そういう思いでした」

――瀬古選手、今は冷静ですが、ロッカーでは大喜びしたんですか？
「こっちに戻ってきてからはそんなに。外でやりきったので（笑）」

――来季のACLの出場権も取りましたが、今後への意気込みは？
「そのACL出場権というのを今回のタイトルで獲得できたっていうのは、チームにとってプラスですし、それはまた別の大会というか、来季の話なので。自分たちにはまだ蔚山戦が残っているので。その一戦に切り替えて、っていうのはなかなかちょっと難しいところがあるかもしれないですけど。今日1日ぐらい、優勝という味に浸って。明日からまたしっかりその試合に向けて、プロとしてしっかりとやっていきたいと思います」

（取材・構成・写真／江藤高志）