「川崎フットボールアディクト」

リアリストだからこそ、フロンターレらしさを武器に/天皇杯決勝 vs柏【プレビュー】

■フルスペックの天皇杯

前回天皇杯を優勝した2020年シーズン(決勝は2021年1月1日)の第100回大会が特殊なレギュレーションだったこともあり、通常の条件で決勝進出した今大会の意味を語るのは脇坂泰斗だ。

「前回の天皇杯のタイトルっていうものは、少しレギュレーションが違った大会だったので。この正式なレギュレーションに戻ってからの天皇杯のタイトルっていうのはまた違った意味になってくると思うので」

100回大会の優勝はもちろん優勝だが、フルスペックの天皇杯を勝ち取ることにも意味はある。ぜひ、優勝してほしいが、そうすることで他チームにフロンターレの強さを示せるのではないかと脇坂は話す。

「あとはリーグ戦で思うように結果が出なかったフロンターレが、一つ一つ勝ちを積み重ねて天皇杯を取ったっていう、クラブの底力、フロンターレやっぱり強いなって思っていただけるような大会になれば、一番いいかなと思ってます」

また小林悠は無冠に終わった昨季や振るわなかったリーグ戦とは違い、シーズン終盤のチームの状態の良さに言及する。

「昨年タイトル取れなかったのもそうですし、今年のリーグで成績が振るわなかったのもありますけど、その苦しんだ分、今チームの状態はすごく良いですし、やってて何か負ける気がしないっていうか」

そして「いい時のフロンターレ」だとの手応えを感じつつ「その状態で天皇杯に向かえるのはすごい、いいことだと思う」と話す。

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