「川崎フットボールアディクト」

プレミアリーグ第18節横浜FCユース戦【試合後コメント】

高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第18節横浜FCユース戦後のコメントの抜粋です。3,505人を集めた試合は2−0で川崎U-18が勝利。首位をキープしています。

コメントは、長橋康弘監督と大関友翔、五木田季晋 、岡野一恭平の各選手です。

○長橋康弘監督
――2−0と久しぶりに複数得点でしたが、振り返って課題と良かった点はどんなところでした?
「久々に2点を取れたっていうところと、ただやっぱり一人いなくなった中で、もっともっと取れるようにならないといけないっていうところで言うと、まだまだ安心していられないんで。これからもっともっと、いい部分というのを増やしていかないといけないかなというふうに思います」

――残り5試合、マリノスとの直接対決とか、すぐうしろにFC東京とか、強い相手が続きますけど、優勝する為にしなければいけないことってどんなことですか。
「もう本当にとにかくフロンターレのサッカーをとにかく追求していくことと、そこでこう分析されて、対応されてきたところを、更に自分達が成長して、そこをこじ開ける力っていうものをやっぱトレーニングでやっていくっていうことが全てなのかなというふうに思います」

――今日、3500人集まって。今シーズン等々力最後だと思いますが、サポーターの方でメッセージを

「本当に私、アカデミーに入ってからですね。あり得ないこの人数。感謝しかなくて。本当に選手たちには、絶対感謝の気持ちを忘れちゃいけないといいますか、これ、絶対当たり前って思っちゃいけなくて。やっぱりああいう声援がある中で、選手たちの動きは全く違いますし。中で、こういう環境を作っていただいている全ての方に、これは当たり前になってはいけないっていうところだけは絶対に、言っていこうって思います。はい、ありがとうございますとしか言えないんですけども、引き続きよろしくお願いします」

――五木田選手なんですけど、先日見せてもらった練習の時にはこぼれ球の予測みたいなことを言われていて。2巡目初ゴールだと思うんですけど、そういうのが実ったみたいな。その監督としての手応えっていいかがですか?
「本人が絶対一番苦しかったと思うんですよね。やっぱり彼の良さって、そこだけじゃなくて守備のところもね。すごくチームに貢献してくれているんですけど、ただ本人がね、なにせ得点を狙いたいっていうところで。やっぱり大事なのが、そういうこぼれ球だったり、クロスにしっかりとタイミングを合わせて入っていく。こういうことを本当にコツコツやっていくことで、絶対にボールがこぼれてくると、いうところは、本人と話しながら進めてはいたんですけど。ようやく取ってくれて、スタッフが一番喜んでくれてて良かったです」

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――岡野一選手が久しぶりに先発だと思うんですけど、FCの東京戦で交代出場して負傷交代した時に痛そうにしてましたが、彼が今日結果を出してくれたことに対していかがでしょうか?
「ちょっとね私が変えたタイミングが悪くて、FC東京戦で、ケガしてしまって。そこから長かったんですけれども、本人すごくリハビリ中も、本当に向き合ってて。復帰した時には更にパワーアップした姿を見せるということで、やってくれてました。それがいい形で実って、今日もみんなのいる前で、頭から使った中で、何とか結果出してもらいたいって思ったら、やってくれたんで。やっぱキョウヘイ、すごいなと思いますけど。やっぱりケガの時に頑張ったことが、今日出たと思います」

○大関友翔

――まずは勝利おめでとうございました。ちょっと振り返ってもらえますか?
「前半、ちょっと自分たちが攻めあぐねる時間もありましたけど、相手の選手が一人退場したってこともあって、優位に試合は進められたのかなと思いましたけど、相手が一人少ない状態でも、少ない状態だからこそ、もっともっと得点が欲しかったっていうのはそうですし。やっぱり2得点目も後半の終わり、ロスタイムぐらいになってしまったっていうのは、チームで反省しないといけないところなのかなと思いますけど、やっぱり、前節ロスタイムで追いつかれて同点にされて、悪い流れもあった中で、今日勝ち切れたっていうのはすごい良かったと思いますし、サポーターの方だったりっていうのもたくさん来てくれたので。そういう方々に勝利を届けられたのはすごい良かったかなと思います」

――なかなかでも一人少なくなると、守りの意識が相手強くなってしまって、密集しちゃうのかなと、トップ下での話ですけど、そういう難しさはありましたか?
「やっぱり、元々相手が守備位置は5枚引いてきたりっていうところで、中が硬くなるっていうのは分かってたんですけど。やっぱり一人退場して、やることもはっきりして、相手は。5枚しっかり引いて守ってくるってところで難しさありましたけど。トップチームだったり、上のレベルに行くには、自分がそこでも違いを見せられないといけないと思うので、そういったところはやっぱり課題が残ったかなと思います」

――先制点は、コーナーから岡野一くんにつなげましたけど、個人的には彼がケガいたところを見ちゃったので、良かったなって思ったんですけど、どうだったですか?
「やっぱりこうキョウヘイが決めてくれたっていうのはすごいチームとしても大きいですし、キョウヘイがいない時は、カイリ(志村海里)も出てましたけど。二人で切磋琢磨してるのも知ってたので。キョウヘイがチャンスを掴んでくれたっていうのも、チームメートとしてすごい誇らしいことですし。ここから二人がこう切磋琢磨してくれるっていうのはチームにとってすごくプラスだと思うので。そういった意味でもキョウヘイが決めてくれたのはすごく大きかったかなと思います」

――ダメ押し点が取れたのは大きかったですね。
「やっぱりキシン(五木田季晋)も、なかなか得点がない中で欲しかったと思いますし、そういったところで自分がそのアシストをできたっていうのはすごく嬉しかったです」

――等々力今日、今季ラストゲームで3500人オーバーって結構、嬉しい試合だったかなと思いますが、その辺はどうですか?
「運営の方だったり、広報の方だったりが、尽力してくれてるのは知ってたので。そういった方々が、集めてくれた3500人だと思うので。そういった方々の声援も力になりましたし、自分たちが見せてやろうっていうのは、いつも以上に発揮できたのかなと思います」

○五木田季晋

――ナイスゴールでしたね。ちょっと振り返ってもらえますか?
「前半の早いうちに、相手の一人のショーン、4番の子が退場になって、それでだいぶ押し込む時間が長く続くっていうのはやっぱり思ってたんですけど。その中でも1点目がいつ入るかなっていう感じで、コーナーキックでああいうふうにキョウヘイが決めてくれて。それでだいぶ楽になったかなっていうには思います。
でも、このごろ、やっぱり1-0とか1-1とか、そういう、1点しか取れない試合が本当に多かったんで。もう1点、2点目が欲しいところで、それで自分が決めて仕事ができたのは良かったかなというふうに思います」

――2順目は初めてのゴールだと思うんですけど、そこの部分かなりご自身でも気にはされていましたけど、改めて取れてどうですか?
「安心したが、一番です。ほっとしたのが一番かなというふうには思います。でも、これから本当に、もっと取っていかなきゃいけないし、今1点目っていうのはもう遅いと思ってるんで。これからどういう風に取っていけるかなっていう感じかなというと思います」

――彼ほら、ケガをしたじゃないですか。そこから復活して点を取ってくれて、ちょっとそれはチームメイトとしてどうだったんですかね、彼のゴールっていうのは?
「嬉しいというか、ずっとリハビリしてきたのを見てたので。やっぱ復帰してああいう風に初スタメンでゴール決めてくれるっていうのはチームにとってはすごいパワーになったかなと思います」

――ここから、首位争い、まだまだ大変だと思いますけど、その辺はどうですかね。ここから先。
「自分達今首位でやれてますけど、まだプレミア1年目の本当にチャレンジャーなので、自分達は。王者としてとか、そういうのは全くなく、自分達がやれることを精いっぱいやりながらも、どんどん成長していくってことが大事だと思うんで。あと5試合で自分達がどれだけ成長できるのかっていうことと、その中でどれだけ結果を残せるのかっていうのを本当にチャレンジしていくだけなのかなと思ってます」

――ユースとしては、等々力最後の公式戦ですけどでしたけど、それはどうだったですかね?
「こんな環境ではなかなかサッカーできないと思うので。凄いやってて楽しかったですし、凄いパワーを貰えたんで。凄い何て言うんだろうな。その中で本当にゴール決めてたのが良かったのかなっていう思うし、あとはやっぱりその運営の方々だったり、広報の方がただったり、サポーターの皆さんもそうですけど、そういう人達のお陰でこういう環境でできてるので。本当にその人たちに感謝しかないです」

――3500人はどうですか?
「すごいですね、びっくりです。本当に」

○岡野一恭平

――ケガして以来の強いチームのスタメンで、しかも等々力でということで、どんな思いで今日試合を
「ケガしてる時もみんなの活躍だったりっていうのは見てて、自分も活躍したいっていうのを思ったし、ここ等々力で、スタメンということで。出れない選手もいる中で、しっかり責任を持ってプレーするっていうのを心掛けました」

――貴重な先制点を振り返って、どんなゴールでした?
「大関さんがいいボールを上げて、ヒユウ(浅岡飛夢)くんがそらしたところを、自分の目の前にいいところにこぼれてきたので、決めてよかったです」

――残り5試合で直接対決もあるけど、優勝するためにはこれからどんなことが必要ですか?
「なかなか最近点も、複数得点も前期に比べて取れてないっていうのもあるんで。自分がもっと活躍して、点取りたいですし。チームとしては5連勝で行く気でやらないと、絶対優勝はないと思うので。1試合1試合を大切にして勝ちたいです」

――個人的にはもうこの残り、高校2年生の残り期間でどんなところをずっと成長していきたいなとか?
「やっぱり高2で11番っていうこともあって、前期からなかなか点もアシストも取れてなかったんで。結果のところはとにかくこだわってやっていきたいと思います」

――3500人、入ってて。残り5試合優勝を期待していると思うんですけど、皆さんサポーターの皆さんへメッセージをお願いします
「今日も太鼓だったり、拍手だったりっていうので、今年最後の等々力でしかもこんな素晴らしい環境でできるの試合は幸せですし、そういうのが力になって、勝てたと思うんで。残り5試合も優勝に向けて応援よろしくお願いします」

――先程仕掛けのドリブルのところがもっと行ければなということを言われていたんですけど、確かに去年かな、見た時、すごいドリブル突破ができる子だのと思っていたんですけど、やっぱり怪我もあって、そこは多少感覚変わっている部分はあるんですか?
「そうっすね。そこも多少あるっていうか。自分としてはあんまり感じないですけど、あとやっぱり、読まれるっていうか。この選手縦、くるなとか。そういう情報とかも入った中でも、抜けるような選手。縦だけじゃなくて、中とか行けるような選手にはなりたいです」

――FC東京戦、ケガしたところを見てしまったんだけど、こう絶望的に頭を抱えてた場面が印象的で、そこからでもチームメイトに聞いたらリハビリもすごく頑張ってたってこと言ってたんすけど、どういうところを意識してリハビリやってこられたんですかね。
「やっぱり患部に影響ないような、上半身の筋トレだったりっていうのは意識してやっていましたし。けど、付け過ぎて、キレがなくなるってのもあったんで、そこは難しかったんですけど。そういうところは意識してましたし、復帰した時に、絶対に活躍してやるっていう気持ちで日々臨んでました」

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(取材・構成・写真/江藤高志)

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