2022年10月14日 7時00分　
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今季高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグに昇格した川崎U-18（ユース）が等々力で公式戦を行う。2022年10月15日（土）の横浜FCユース戦が等々力で開催される今季最後の試合となる。キックオフは14時。入場は無料だ。
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アカデミーの選手にとって等々力での公式戦はどういう意味があるのか。そして今季のU-18の試合についてどんな手応えを持っているのか、大関友翔（3年生）、五木田季晋（3年生）、元木湊大（2年生）にそれぞれ聞いた。

アカデミー応援企画 2/3
五木田季晋「お客さんたちがワクワクするようなサッカー、トップチームがやっているようなサッカーを、等々力でやりたいなって思ってます」

川崎U-18のストライカー、五木田季晋は等々力開催試合について、高校生ではありえない経験だと話す。

「トップチームの選手たちがいつもやっているスタジアムですし、自分たちにとって憧れの場所なので、もちろんモチベーションも高まるし、それに加えて、あれだけお客さんが入ってくれるっていう中で、本当に高校生じゃ経験できないような場所でサッカーをやらせてもらってると思ってます」

そして「勝点3を取るために全力でやりたいなと思ってます」と意気込んでいた。

ただしプレミアリーグはそう簡単なリーグではない。川崎U-18は前期の11試合で10勝1分けの無敗だったが、後期はここまで消化の5試合で1勝2分け2敗と停滞気味。そんな今季の戦いについて五木田は厳しさを感じていると話す。

「前期は負けなしでこられて、それで後期2敗したり、引き分けもあったりで、やっぱりプレミアリーグの厳しさというか、当たり前なんですけど。そういうのを改めて感じています」

また五木田自身、後期はここまでノーゴールで「もっと成長しないといけない、と思いながらずっとやっていてっていう感じです」としていた。

五木田の前期7ゴールは、岡崎寅太郎（2年生）と共にチーム内トップタイの成績で、まさにチームを牽引してきた存在だっただけにここからの奮起を期待したいところだ。

ちなみに岡崎は負傷のため、チームは得点源を欠く状態。その岡崎の不在が五木田のプレーにも影響を及ぼしている側面があるのではないかと考えたが、それはそれとして結局は自分の実力不足だとしていた。

「トラがケガしたのは、大きいは大きいと思うんですけど。それで自分のプレーがどう変わるかというわけじゃないと思うんで。単純に自分のプレーが、というか自分の実力不足なのかなって思います。

誰が出ても変わらないチームだと思っているので。結局は自分がどうできるかだと思っているので。それができてないっていうのは、自分がやってないってことだと思っています」

ゴールできていない現状について、矢印を自分に向けて課題と向き合っている五木田は、練習中に長橋監督から予測の大事さを指摘されており、実際に取り組んでいるのだとのこと。

「ゴールを取るために、予測が必要で、どこにこぼれてきてっていうのを人の何倍も速く考えないとやっぱりゴールは奪えないと思っているので。そこを意識するだけで、こぼれ球の反応とかも変わってくるので。そこはもう、身に染みつけていきたいというか。意識しなくてもできるようなところまで今は練習で、意識してやっていくって感じなのかなと思ってます」

そんな言葉を聞いて、小林悠の名前を出したところ「もう、すごいので、本当に」と真顔になったのが印象的だった。

そんな五木田が臨む横浜FCユース戦。どんな試合にしたいのかを聞いたところ、「自分としてはもうゴールをとにかく取ること。そこに意識を向けています」ときっぱり。ストライカーとしての責任を一身に背負って臨む試合では、チームとして、攻撃的なサッカーを見せたいと意気込んでいた。

「チームとしては、フロンターレらしい攻撃的なサッカーをやるためにも、やっぱ戦うところは戦って。切り替えだったりとか。ハードワークだったりとか、そういうところをやりながらも、お客さんたちがワクワクするようなサッカー、トップチームがやっているようなサッカーを、等々力でやりたいなって思ってます」

ちなみにサポーターの応援については、感謝をしつつ、その背後にいるスタッフの存在に言及して感謝していた。

「やっぱり他のチームにはない待遇を受けてるっていうか。PLAYER!（試合速報アプリ）とか見てても、あれだけの応援メッセージをくださったりとかというのがあって、本当に感謝してますし、でもそれはやっぱり、フロンターレの運営の方たちとかが呼びかけてくれたりっていうのもやっぱりあると思うので。すごい、みんなが本当にやってくれてるんだなって、自分達を応援してくれているんだなって思っています」

大関友翔　1/3
元木湊大　3/3

（取材・文・写真／江藤高志）