谷口彰悟「大事なのはそういったバトルで自分が有利にすすめていくということ」【コラム】
谷口彰悟は鹿島戦の最中、相手選手に後ろ足を振り上げられる、少々ラフなプレーを受けている。ただ、谷口はそのプレーを軽く受け流してプレーを続けた。そんな谷口の振る舞いはスマートに見えた。
振り返ると、谷口が試合中に取り乱すような場面を見た記憶がない。仲裁に入ることはあるにせよ、食って掛かるような場面が見られないということについて、何か特別にメンタルコントロールしているのかどうか、聞いてみた。
「別に冷静にしてないといけないっていう考えもあまりないですし」と話し始めた谷口の真意は、意識して冷静に振る舞っているわけではないということ。そして「冷静でないところももちろんありますし」と言葉を続け「相手選手とのバトルなので、お互いにちょくちょくやりあっているというか。それはもう見てる人にはわからない部分だったりもあると思う」のだという。
誰にでもわかる形での汚いプレーは「余計なこと」になるが、「対戦相手とのバトル」はお互いにやりたいことをやれるかのせめぎあいということになる。
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