札幌戦で示したこだわりと、難敵相手の2連戦/ルヴァン杯準々決勝第1戦 vs浦和【プレビュー】
浦和を相手にしたルヴァンカップ準々決勝の2連戦がスタート。相手は補強で別物のチームへと変貌を遂げているが、その相手とどう対峙していくだろうか。
ポイント1「こだわり」
ポイント2「補強の浦和」
ポイント3「マルシーニョ」
■ポイント1「こだわり」
札幌戦についてのコラムの中で鬼木達監督の言葉を紹介した。シュート数やパス数、パス成功率などの各種の数字のすべてで札幌を上回られていた、ということについての言葉だった。
鬼木監督はあの札幌戦で質とともに勢いを重視していたと述べており「あのゲームでいうと、数字はたぶん、本当に下回るだろうなという予想はありましたが、ただ勢いは一番大事にしなければならないゲームだと思って送り出してます」と振り返っている。
この言葉の意味として、守から攻への切り替えの速さを意識しているのだと理解したが、もしかしたら札幌という好敵手に対し、自分たちのサッカーで勝ちきりたいという思いがあったのかもしれないと思い直した。
この件については札幌との戦いの歴史を振り返る必要がある。起点としたのは、昨年の11月の等々力での対戦だ。フロンターレは札幌の前からのプレスにペースを掴めず、ミスを突かれての2失点で完敗。この敗戦を踏まえたのか、今季の1巡目の5月の対戦では、フロンターレは意図的にロングボールを使い札幌に対抗。結果的に勝利を収めている。
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