「川崎フットボールアディクト」

強気な姿勢が必須条件。3ヶ月ぶりの等々力で勝利を/ルヴァン杯準々決勝第2戦 vs浦和【プレビュー】

1−1の駒場での第1戦を受けて行われるこの第2戦は、3ヶ月ぶりの等々力開催となる。この試合に向けて以下の点についてまとめてみた。

ポイント1「アウェイゴールは無視」
ポイント2「続出するケガ人も前向きに」
ポイント3「ユンカー対策」
ポイント4「強気が、みたい」

■ポイント1「アウェイゴールは無視」

鬼木達監督は、アウェイゴール1点を持ち帰った今回の試合について「まあ正直アドバンテージではむしろないと思ってます」と表情を引き締めている。

アウェイゴールを1点奪い、1−1で折り返して臨むルヴァンカップ準々決勝第2戦について個人的には半歩リードくらいのイメージなのかと考えた。仮に0−0で試合が終わった場合に勝ち抜けるという程度のリードだが、それでもリードはリードだ。ところが鬼木監督は実質的なリードはないというスタンスでこの試合に臨むのだとしている。

「0-0で勝ちとか。そういう思考はもう全くないです」

すなわち「そこに関してのアドバンテージみたいなのとかとか、スキとか、そういうものが生まれる要素っていうのは、自分の中ではないですし。選手にもまあ、そういう働きかけをしようかなと思ってます」ということ。

確かにフロンターレ的には、0−0での勝ち抜けを目指すのはありえない。0−0を狙った上で「ころっと1点入れられて、終了っていうのはまあ、あってはならないことだと思ってますし」と鬼木監督。だから「やっぱり得点というものをしっかりと意識した中で戦う事っていうのは大事なのかなと思ってます」としている。

もちろん試合の最終盤に0−0の状態があるのであれば、最後リスクを取るのか、無失点で試合を終わらせるのかの判断を迫られることになるが、そういう状況になった時は、そこの判断に鬼木監督は加わると断言した。いずれにしてもまずは勝利を目指し、試合展開を見て時間帯によっては勝ち上がることを優先に考えるスタンスを取ることは当然とも言える。

■ポイント2「続出するケガ人も前向きに」

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