赤鯱新報

【フォトレポート】一次キャンプは小休止も、コーチと新人は南風原町でサッカー教室を開催!

本日1月20日、沖縄一次キャンプ6日目はオフとなり、選手たちは外出も許可されここまでの疲労を心身ともに癒す日に。しかしコーチ陣と大卒、高卒の新人は昼から南風原町にてサッカー教室を開催、保育園から小学生のサッカー少年約70名とともに、楽しく身体を動かし、ボールを蹴った。

今回の参加メンバーはスタッフから吉武剛コーチ、楢﨑正剛アシスタントGKコーチ、吉村圭司コーチ、佐藤凌輔分析担当コーチ、塚本修太分析担当コーチの5名、そして選手からは倍井謙、榊原杏太、鈴木陽人、ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾の4名、さらにはOBの玉田圭司さんも参加し、何とも豪華なメンツの揃った1時間となった。

サッカー教室はまずは楽しむことを念頭に、ドリブルとシュートを練習したのち、ミニゲーム大会へ。選手はもちろん、玉田さんやコーチ陣、時には同席していた山口素弘GMまで参加し、笑顔の絶えないものに。ともにボールを蹴った選手たちも子どもたちとの触れ合いを楽しんだ様子で、明日から再開するトレーニングに対しても、良いインターミッションになったのではないか。今回はその模様を写真でレポートする。

倍井コメント用

〇倍井謙選手
Q:こういう機会はいかがでしたか。
「大学の方でもこういうことはやっていたので、慣れているというわけでもないですけど、ちょっと昔の自分を思い出したりもして。でもこういう小さい子たちの笑顔が見られて、いい機会になりました」

Q:その割には最初、ちょっと距離感あったような…
「(苦笑)。まあ、そうすね。最初はちょっとどう行ったらいいかわからなかったので、様子見はしてましたね(笑)」

Q:ここまでのキャンプについてはいかがですか。
「そうすね…キャンプが本当に勝負だと思っているし、3回目になりましたけど、今年はちょっと立場が違うので。今年からの加入という中でのキャンプなので。1シーズン考えた時にも入りはすごく大事なので、ここからはどんどん試合も入ってきますし、もう一つ、二つギア入れて、自分の特徴を存分に出せるようにやっていきたいです」

Q:戦術練習も始まっていますが、そうした部分への適応はいかがでしょうか。
「去年も練習に入っていて、いろいろやり方とかは見てきて。今年に変わった部分も少しあるので、自分もそこには対応しつつ。チームのコンセプトにプラスして、ボールを運ぶ力であったりとか、局面打開できるとガラッと変わるところが出てくると思うので。そういうところを自分は出して、チームに貢献していきたいと思います」

Q:どんどん仕掛ける姿勢は良く見えていますが、その手応えは。
「ドリブルのところにかんしては自分でもすごく手応えを感じていますし、前を向いてからは自分でガッと行けているところもあるんですけど。それ以外にも、インサイドハーフとかをやっていく上ではいろいろなボールの受け方があると思っていて。ちょっと低い位置に降りてサポートしたりすることもそうですし、高い位置取りでは自分でガンガン行ったらいいんですけど、そういうところはやりながら、周りの選手たちとの連係も見つつというところもあるので。その攻撃のところは突き詰めていきながら、守備のところですね。このシステムでインサイドハーフをやるとなると、すごく運動量が上がるので、慣れながら、いろいろ試行錯誤しながらやりたいなと思います」

Q:背番号17というのは「おっ」と思う番号でもあるわけですが。
「そうですね。大学の時につけていた番号でもあるし、たまたま中学の時、名古屋U-15に入った時も17番で。そういう縁もあってか、トップチームでもまた17番をつけることになったのは、自分でもすごく嬉しいです。そういう期待に応えられるように、自分ではすごく愛着のある番号なので、また一から頑張りたいと思います」

榊原コメント用

〇榊原杏太選手
Q:まずはこういった機会、子どもたちとの触れ合いはいかがでしたか。
「めちゃくちゃ楽しかったです。大学でもこういうことはやっていましたし、そんなめちゃくちゃ慣れているってわけではないですけど、小学校訪問などもやっていたので、慣れたところはありました」

Q:プロのサッカー選手としてこういうことをするのはまた、違う気持ちなのでは。
「ま、そうですね。こういうサッカー教室については同じような気持ちでやっていましたけど、イベント後のサイン会はプロになったんだなって感じがしますね」

Q:ここまでのキャンプの練習はいかがですか。
「うーん…ぶっちゃけ、まだ全然ですし、自分の色は全然出せていませんし、もっと自分ならできるって思っているので。もっとやらないといけないと思っていますし、試合やオールアウト、そういうチャンスがやってきた時に、自分の持っているものを全部出せるように、毎日準備していきたいなと思います」

Q:まだまだ全然、というのはどこが上手くいかないなと感じていますか。
「もちろんコンディションもありますし、自分のドリブルだったりも全然出しきれていないですね。フルピッチでやるという部分が実戦でなかなかないというところもありますけど、狭いエリアの中でも自分の特徴が出せていないので。そこが自分の特徴がまだ出せていない、物足りないところだなって思っています」

Q:背番号は28になりましたが、自分としてはこの番号に思うところはありますか。
「28番というのは、まあいろいろな想像ができると思うんですけど(笑)。もちろん今日もいましたけど、玉田圭司さんの番号でもあって、田口泰士さんも付けていた番号で。グランパスにとってすごく大事で、意味のある番号なので。そういう番号をつけさせてもらえるというのは、そういう風な位置づけの選手になってくれってことだとも思いますし、自分のなかでもそういう選手になっていきたいなって思っているので。28番を象徴するような、次にこの番号をつける選手が、僕のことをイメージするような、今とは逆の立場になれるように、していきたいと思います」

Q:背番号は何番が好きとかあるのですか。
「何か僕、もともとそういうのがないんです。でも、中学校3年間や大学の4年目も18番をつけていたり、今回も28番だし、高校の時も8番だし、『8』に縁があるのかなっていうのは思っています。でも別に、背番号が何番だからというのは考えていないところですね」

Q:明日からまた再開するキャンプで見せていきたいものは。
「もちろん自分の持っているもの、色である積極的なドリブルであったり、それ以外にもいろいろ、僕は自信をもっているものがあるので。大学で身につけたプレーや、幅が広がっているので、いろいろな面で成長しながらも、Jリーグに通用する部分を見せていけば、全然使ってくれる監督だと思うので。あとは数字にこだわって、練習試合でも練習でも、こだわっていきたいです」

ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾

〇ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾選手
Q:サッカー教室は楽しめましたか。
「楽しかったです(笑)。弟が小学校3年生ですし、子どもが好きなので。家の周りでもいろいろ触れ合うことも多いので、楽しんでました。でも最後のミニゲームでは勝負にこだわるところ、シュートまでいくところ、チームでしっかりまとまりをもってプレーするような声掛けを意識していました」

Q:ここまでのキャンプはいかがですか。
「やっぱり楽しいは楽しいんですけど、シュートのスピードはユースとは違うものがあって。そこについていくだけで精一杯の状態なので。もっと早く、シュートスピードだったりに対応できるようにしていかないと、まずは試合のメンバーに入ることが目標ですけど、そのためにも力をつけないといけないです。早く対応して、ゴールを防げるようにしていきたいです」

Q:課題やテーマはあるのですか。
「やっぱりステップや最初の一歩目のスピードであったり。自分の準備だったりは、相手のスピードが速くなって、そこにまだ対応ができずにいるので、まずは良い準備をすることですね。今はそこを意識しています」

Q:GKチームは5人体制ですが、彼らとの関係性やコミュニケーションはどうですか。
「自分は一番歳下ですけど、本当に優しい先輩たちで、大勢で話す時も、二人で話すことも、アドバイスをくれます。それをしっかり自分が受け止めて、プレーで示してくれることもあるので、見たり聞いたり、両方で食らいついていきたいです」

Q:一緒に練習をしていく中での発見などはありましたか。
「自分と他の先輩のプレーを比べると、自分は身体の動きが重かったりとか、まだスピードについていけていない部分もあって。何というか、プレースピード自体が自分はまだ遅いなと思ったり、言われたこともありました。そこを見て、Jリーグでも名のある選手たちばかりなので、うまくいろいろと盗んでやっていきたいと思います」

Q:体格的にはランゲラック選手あたりが参考にしやすいのかと思いますが。
「やっぱり身長がある分、ミッチの方が自分に似ているというか。足でのセーブとか、二人で話すことがあったんですけど、『そこはお前にしかできないことだから、もっと極めて武器にしていくべきだ。お前にしかない強みだから、もっと状況によって上手く対応して、それを上手く使っていけばもっと選手としての幅が広がってくる』と言われました。ミッチにそう言われたからにはやるしかないと思うし、他にも海外の選手で自分と同じくらいの選手もいるので。そういうプレーを見たりもして、やっています」

Q:練習試合もここから入ってきますが、そういった実戦でアピールというのも重要ですね。
「そうですね。チャンスがもらえれば、短い時間でも、時間帯も流れも関係なしに、キーパーとしてゼロ、無失点にこだわってやっていきたいです。それだけでなく、自分の特徴は攻撃にあると思うので、そこでチャンスを作るためのチャレンジはどんどんやっていきたいです。攻撃でもこの高いレベルでの自分を研ぎ澄ませられるように、と思っています」

Q:ビルドアップについてはチームもかなり力を入れていきそうな雰囲気ですよね。
「そうですよね…。ここで、見せたいですね。というか、ここでアピールしないとなっていう感じです」

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