赤鯱新報

【赤鯱短信】序盤戦の立役者・その3:無限の献身。“仲間のために”の体現者。

ゴール数は決して納得のいくものではない。だが、名古屋の6連勝の中に確かな位置を占めているのも間違いない。もっと我を出してシュートに行ってもいいのに、と思うこともあるけれど、山﨑凌吾はチームと共に前進し、チームの中でこそ輝きを放つ男である。

何度でも言ってしまうが、本当に上手い。187cmの長身にしては、なんて但し書きは必要ない。それは対峙する相手の感覚ではあっても、我々は巧みな足さばきでボールを収め、ターンし、チームに時間を与える彼の特徴をよく知っている。ポストプレーでもフォアチェックでも、接触を恐れない勇敢なプレーは彼の“表向き”の顔だが、その献身的な働きぶりと同等以上に、テクニシャンというもう一つの顔には魅力が詰まっている。

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