赤鯱新報

【鳥栖vs名古屋】プレビュー:秋深まり、名古屋の自信もまた深まる。揺るぎなく挑む中2日のハードマッチ。

■明治安田生命J1リーグ第26節
11月3日(火)鳥栖vs名古屋(13:00KICK OFF/駅スタ)
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強さとは時に冷徹さをも含むものだが、今の名古屋もまた良い意味で冷めている。もちろん彼らに情熱がないということではなく、その点ではむしろリーグきっての、と言っていいチームに成長したが、勝つためにはいつでも冷静な判断能力が必要なことも今季で理解を深めた。「試合が終わった後は次の試合にというか、しっかり勝ち続けるという部分を意識しないといけない」。鹿島戦の試合直後に金崎夢生が語った心構えを、翌日の中谷進之介もまた同じく口にした。勝つだけでなく、勝ち続けるのが名古屋のメンタルの土台には染み付いている。それでも勝敗がつくのがこの世界の難儀なところで、だからこそ選手たちは身体を張り、むき出しの精神力をもって対戦相手との闘争に打ち勝つのである。オンとオフのギャップは大きい。それは名古屋が本当のプロフェッショナル集団になったことを感じさせる部分でもある。

「スイッチは入れたままにしておいてくれ」。一方でフィッカデンティ監督は鹿島戦のテンションを次の試合にも持ち込みたいと考えてもいるようだ。

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