【赤鯱短信】始まった青木亮太の新たな戦い。男は焦らず、じっくりとその道を進む。
言葉は少なかった。語るだけの材料が自分にはまだない、という雰囲気も言葉の端々には漂った。当然と言えば当然である。昨年の12月26日に左ひざの半月板を損傷し、今季はここまでひたすらリハビリに時間を費やしてきた。一昨季のJ2でのブレイクから、昨季は負傷を押しての出場を続けるなかでチームの苦境を一身に背負った生え抜きのタレントは、リーグ戦9試合を残すのみとなった時点でようやく戦列に復帰。復帰と言っても米本拓司のようにシーズン途中での負傷離脱ではなく、ほぼトレーニングらしいトレーニングをしてこなかった中での全体練習合流には、風間八宏監督ですら「あれだけ長くやっていないわけだからね」と起用を急ぎはしない考えを明らかにする。青木亮太は静かに、今は黙々としてサッカーを再開した。
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