【横浜FMvs名古屋】レビュー:大いにせめぎ合った見応えあるドロー劇。成長と変化が為した結果に、チームは次なる進化の萌芽を見た。
■明治安田生命J1リーグ第7節
4月13日(土)横浜FM 1-1 名古屋(19:03KICK OFF/日産ス/22,667人)
得点者:8’ジョー(名古屋)20’マルコスジュニオール(横浜FM)
———-
引き分けに見応えを伴わせるのは両者が存分に殴り合ったからである。いわゆるボールポゼッション型に分類され、ひどく攻撃重視であり、見た目のエンタテインメント性も高い名古屋と横浜FMとの対戦は、予想通りと言えば予想通りに、しかし一方では決め手を欠きながらも観客を十分に楽しませた。勝点1を分け合う結果に選手たちの反応は様々だったが、アウェイで負けなかったのは名古屋にとっては悪くない結果だ。また新たな“名古屋対策”との戦いを経てのそれは、なおさらに悪くないものにも思える。
システマチックの粋とも言える横浜FMは、これまでの対戦相手とはまた違うやり方を用意してきた。ジョーは試合の感想の中で「よく鍛えられている」という言葉を使ったが、確かに彼らは名古屋の崩し方を明解なプランとして用意してきていた。
(残り 3217文字/全文: 3664文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ