【2018シーズン全選手レビュー】丸山祐市:移籍で改めて誇示した高度な個人戦術。残留は彼なくして為しえはしなかった。
17 DF 丸山祐市
リーグ戦18試合1620分出場
夏の移籍が完了してしばらくした頃、楢崎正剛に新DFラインについて聞いた時、「丸山なんかは特になんでこんな簡単に名古屋に移籍できたんだろうというくらいの選手」という言葉がものすごく腑に落ちた。元日本代表で貴重な左利きのセンターバックは、前所属のFC東京でも今季の出場機会を伸ばし始めたところだったからだ。確かにチームにはチャンヒョンス、森重真人という強力な二枚看板がいたが、彼らに伍する力があることは名古屋にやってきてからのパフォーマンスが証明している。それでも丸山祐市が移籍してきたのは、失点の止まらない守備陣の立て直しを託されたこと、そして名古屋を残留させるというミッションにやりがいを感じたことに他ならない。シュートブロックの後の強烈なガッツポーズ、そして残留が決まった際に流した安堵の涙がそれを物語る。
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