赤鯱新報

【C大阪vs名古屋】レビュー:しぶとく奪った価値ある勝利。今季二度目の“粘勝”は、生き抜くための術になる。

■明治安田生命J1リーグ第31節
11月6日(火)C大阪 0-1 名古屋(19:03KICK OFF/金鳥スタ/12,027人)
得点者:53’相馬勇紀(名古屋)
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慌ただしい試合だったが、ボールを巡る闘争の連続がそうさせたことを思えばポジティブな内容だった。試合結果が何より大事な状況と時期だけに、まずはアウェイで上位から勝点3を奪った事実に価値がある。丸山祐市は「今日は勝ったことがすべて」と繰り返したが、これは彼だけでなく名古屋というクラブ全体の偽らざる気持ちだろう。全員で攻め、全員で守り、虎の子の1点を守り抜く戦いは泥臭く、しかし逞しい。楽しく美しいサッカーを志す集団が見せた意地の勝利は、あと3試合のみを数えるだけになった残留争いを生き抜くための術を、自ら示しているようでもあった。

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