赤鯱新報

【2017シーズン全選手レビュー】櫛引一紀:笑顔の裏にあった苦悩と成長。そして男は名古屋への旅立ちを決意した。

DF3 櫛引一紀
J2リーグ34試合2761分出場1得点

永井龍と並ぶチームのバラエティー担当というイメージは表向きの顔だ。これまで積み上げてきたDFとしての常識やセオリーが使えない苦悩の日々をくぐり抜けてきた、今季の苦労人の一人である。しかし結果的にはリーグ42戦中34試合に出場し得点もマークできたことで、その苦労も報われたところがあるように思う。名古屋の夏に辟易とし、オフ前には薄着で登場して「良い気温ですね」とドヤっていた北海道の男は、間違いなく今季で一回り逞しくなったに違いない。

プレシーズンから序盤戦は実に順調だった。

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