赤鯱新報

【名古屋vs八戸】再開試合プレビュー:25分間のフルパワーゲームに見えるのは、地力という名のクオリティ。予測不能の再開試合の幕が、まもなく切って落とされる。

■第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
8月2日(水)名古屋 1-0 八戸(19:00KICK OFF/パロ瑞穂)
得点者:53’永井龍(名古屋)
※後半20分より試合再開
———–
まったく想定できない戦いが始まる。雷のために後半20分に試合が中断、そのまま延期となっていたJFL八戸との天皇杯3回戦は、残る25分間+αの決着戦という異例の形式で明日“再開”される。1-0とリードを奪った状態の名古屋と、追いすがる八戸が疲労も試合の流れもリセットして相対するピッチ上には、何が起こってもおかしくない可能性の種がばらまかれているようなものだ。Jリーグでも2009年に鹿島と川崎の試合が豪雨により中断し、後日残り時間のみを再開試合として行なったことがあった。3-1で川崎がリードしていた試合は再開のプレーとなった自陣からのフリーキックを鹿島が一撃で仕留め、完全に鹿島ペースとなるも川崎が逃げきるスリリングな展開に。同じように八戸がセットプレーを含め様々な仕掛けを用意してくるのも十分に考えられることで、名古屋はより一層の高い集中力が求められる戦いとなる。

興味深い25分間を戦うべく、再開時点からピッチに並ぶ選手たちはほぼ確定している。だが、「ほぼ」である。

(残り 2007文字/全文: 2537文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ