赤鯱新報

【名古屋vs徳島】プレビュー:仕留める気迫が求められる後半戦。昇格への道を切り開くべく、“個”の覚悟と責任感で徳島からの勝利をつかみ取れ。

■2017明治安田生命J2リーグ第22節
7月8日(土)名古屋vs徳島(18:00KICK OFF/豊田ス)
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現実の結果を見据える選手と、チームの成長と進化を求める監督。今季の名古屋に特徴的なこのバランス感覚は、後半戦の21試合も変わらず続いていくことになりそうだ。

選手はここまでのチームの成長に手応えを感じつつも、ここ5試合で1勝4敗という成績と6位という順位に危機感を覚える。1年でのJ1復帰は彼らにとっては至上命題であり、これ以上の順位低下は致命傷になりかねないからだ。ここ数年のJ2の自動昇格ラインとなる総勝点は85ポイント前後。現在34ポイントの名古屋は残り21試合で少なくとも50ポイント以上を稼ぐことが目標になってくる。実に21試合で17勝分、無敗ベースで考えても15勝が必要と考えると、なかなかに困難なミッションが始まるわけだ。「もう落とせるゲームはない」と楢崎正剛や田口泰士が語るのも正確に現状を把握しているからこそ。それだけに「21試合でこの勝点差になったということは、残りの21試合で(自分たちも)そうなることができるということ」という楢崎の台詞や、「“まだ”勝点差9だと思っているんでね。ひっくり返せる差だと思っている」という田口の決意が頼もしく響く。

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