赤鯱新報

【湘南vs名古屋】プレビュー:シーズン折り返しに待っていた因縁の対決。自分たちのスタイルを貫き、後半戦への“意思表示”につなげられるか。

■2017明治安田生命J2リーグ第21節
7月1日(土)湘南vs名古屋(19:00KICK OFF/BMWス)
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もう21試合目なのか、まだ21試合目なのか。シーズンの折り返しを告げる戦いを迎える心境は様々だ。試合数それだけを見ればJ1とさほど違いはない。むしろ、リーグ16節+ルヴァンカップ6試合を平均して戦っているJ1の方が多いぐらい。しかし、淡々と消化されていくJ2の日程は選手に休息を与えてはくれない。明確にカップ戦メンバーとして選手を入れ替えたのは天皇杯ぐらいで、ほぼ主力メンバーを変えずに4ヵ月間を戦ってこれば、負傷者が出るのも当然だ。守備的なポジションで20試合すべてに出場している宮原和也の価値はそれだけでも高く、負傷もありつつ複数ポジションをこなし、チーム3番目の1555分に出場している和泉竜司のタフさには改めて驚かされるというもの。チームは彼ら理解度の高い選手たちに牽引され、その完成度を地道に高めてきた。前半戦最後の試合はそうした意味でも試金石となるものだが、相手が湘南となればなおさらに腕試し感は強まる。

まるでこの試合に合わせてきたかのように、名古屋は一つの形を見せつつある。

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