赤鯱新報

【名古屋vs讃岐】プレビュー:新たなオプションと伸び盛りのチームと選手たち。油断なく臨むホームゲームには、再びの驚きが待っている予感も。

■2017明治安田生命J2リーグ第7節
4月8日(土)名古屋vs讃岐(14:00KICK OFF/パロ瑞穂)
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ここまで全試合スタメンの主力2名を同時に欠くショッキングな状況も、チームの健康な成長の前ではそれほど大きな問題にならないようだ。すべきことは戦術ではなく技術の徹底であり、それゆえ誰かの穴を埋めるという考え方そのものが存在しない。ましてや「今はどんどんトライする時期だから」と位置付ける指揮官が率いるチームである。負傷者が出たのは残念なことではあっても、彼らの歩みを止めるものではない。

それが証拠に、讃岐戦へ向けたトレーニングは実に意欲的に、精力的な展開を見せた。5-1で快勝した熊本戦の翌日をオフとし、週明け最初の練習で身体ならしを済ませた選手たちを待っていたのは、決定力向上を目的とした数種のシューティングメニューだった。「どこから始めるかということで、ボールを止める、蹴る、動き出し、そしてシュートも技術。そこはなかなか特化して教えないと思うけど、オレたちは技術の質をすごく重要だと思っている」と風間八宏監督は語り、「ハッキリしておくと、楽だよね」と明確な基準を選手に与えていることを明らかにした。やるべきことがハッキリすれば、選手たちのプレーも判断も、動き自体も速くなっていく。技術の可視化と明確化を推し進めていく監督の下で選手たちは、シュート技術という新たな要素を備えて次戦へ挑む。

当然のごとく手が入れられることになるスタメンには、いくつかの選択肢が生まれてきている。

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