【1/17練習場レポート】始動1週間のテーマが見えた気がした二部練習。ゲーム形式の中では個々の選手たちの特徴が見え出した感も。「自分は一か八かの勝負を挑んでいきたいし、めげずにどんどん仕掛ける姿勢を見せたい」(杉本竜士)
始動日の喧噪もなくなった2日目のトレーニングは、タイキャンプまでの1週間のテーマが少し見えたような内容となった。
まず午前練習では体力強化と風間メソッドの落とし込みに重点が置かれた。最初は室内外の二組に分かれて別の筋力トレーニングが行われ、それぞれのグループが明日は逆の始まり方をするという。主に体幹や上半身強化に時間が割かれたピッチでの筋トレは「体幹がヤバかったです」(和泉竜司)、「腕のトレーニングがキツかった」(矢田旭)となかなかの負荷だった模様。しかしバーを使ったメニューは見た目にも新鮮で、本格始動した選手たちの身体に良い刺激を入れてくれたようだ。
午前はその後シンプルな対面パスや5人一組で行うパス練習などでプレー一つひとつに対する意識の持ち方や、コンビネーションの中での考え方にヒントが与えられ、最後は3人一組によるドリブルのリレーのようなものが行われた。この練習は何往復やるか、どれぐらいやるかが伝えられておらず、「フルスピードで!」と言われて張り切った選手たちが、なかなか終わらない中でヘトヘトになっていくという面白い場面にも遭遇することができた。練習後、昼食を取りに出てきた選手たちの中にはまだ息が切れているような表情も。明日からの二部練習も、午前の部はこうしたファンダメンタルトレーニングに費やされるのかもしれない。
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