【無料掲載】チャリティー抽選会告知活動後のコメント:永井謙佑選手「みんなも『やろうよ!』となってくれた」西村弘司選手「抽選会にすればより多くの人たちに可能性が広がる」
●永井謙佑選手
「今回の抽選会は自分がニシくんにやりましょう、と言い出したことから開催することが決まりました。僕も高校、大学と福岡県で過ごしましたから、熊本県は隣ですし、大学の友達も向こうにはたくさんいます。東日本大震災の時には僕はまだ1年目でしたが、今はこういうことを言い出す立場になりましたから。九州出身の選手は僕と隆之介、大武ぐらい。やれるタイミングでやらないと、できることもできなくなりますしね。今はもう物資は足りているということを聞いたので、何が一番必要かというところをよくわかっているフロントやスタッフの人たちと相談して、ニシくんの方でもいろいろと話し合ってくれました。あとはできる協力を僕らがするだけです。連戦なので現地に行くというのは難しいし、これからも協力はどんどんしていきたいと思います。みんなもそういう話をした時に『やろうよ!』となってくれました。
それに僕らは今、ピッチで結果を出さないと。ここからホームでの2連戦ですけど、しっかり勝たないと意味がない。結果を出して、そしてこういうことをできるように、チーム一丸となっていきたいです。ピッチからも盛り上げていきたいですからね。サッカーを通してでしかできませんから、一つでも多くの笑顔を作れるように、サポーターとも一つになっていければと思います。
次の試合については切り替えます。すぐに試合は来ますから。反省はしますし、昨日は失点してズルズルと下がってしまったのがいけませんでした。前半は相手にも後ろを向かせてプレーできましたし、試合後に(興梠)慎三さんとも話したんですけど、『(前から)来られた方が嫌だった』と言っていた。チームとして、相手の嫌がることをしていきたいです」
●西村弘司選手(選手会長)
「今回のことは永井が言い出してくれて、チャリティーで何かできないかという相談を受けた時に、東日本大震災の時に1回やったことのある抽選会があったなと。オークションだとどうしてもお金を多く払った人がもらうことになってしまうので、抽選会にすればより多くの人たちに可能性が広がるし、1枚でも義援金として出してもらって、おまけにグッズがついてくるということになればいいかなと。より多くの義援金を集めることができるので、今回も抽選会にしました。
地震のことについては九州出身の選手たちからも友達の話などを聞いていますが、そういう選手たちの方が思いは強いだろうし、チームとしてはそういった選手たちと一緒に全体としてやっていけたらと思っています。ただ、自分としては今回、どれだけ集められるかというものとは考えていません。被災された方々のことを思うと、みなさんがどんな気持ちでいるか、言葉が見つからないです…。僕らは当たり前のように普通の生活を送れていることに感謝しないといけないですし、加えてサッカーをすることが自分たちはできている。色々なことに感謝しながら、その中で考えていきたい。
今はいろんな選手たちがいろんなことを言い出してくれています。それをこれからも形にしていければと思います」