「川崎フットボールアディクト」

チームを勝たせた3つの要因。選手たちに裏方さんを可視化させた試合前日のスピーチ/J1 第11節 vs浦和【レポート】

J1 第11節
5月3日(金)16:03KICKOFF/U等々力/23,457人)
川崎 3 – 1 浦和

■グスタフソン対策

浦和戦、勝利のポイントは3つ。

1つ目はある程度自由にプレーさせていたサミュエル・グスタフソンをケアしたということ。そのグスタフソンについて脇坂泰斗は、浦和の攻撃の起点でありケアする必要があったと話す。

「ほぼほぼ彼から攻撃が始まりますし、すごい質が高かったので。やっぱりあそこは消さないとダメだというところで」

鬼木達監督はそのグスタフソン対策について試合後会見で説明。どうやら3段階のステップがあったようだ。

「もともとこの試合に挑む前から、キーになるのはそこだというのはわかっていました」とグスタフソンの危険性について説明する鬼木監督は「それでも自分たちの形を押し出しながら、そこを上手に消しながら行きたかったです」と述べ、相手に合わせるのではなく自分たちの形で戦うのだとして、試合に臨んだという。

つまり、グスタフソン対策の第1段階は自分たちの形で封じ込むという考えで試合を始めるということ。その文脈の中、前半18分に脇坂泰斗が先制点を決めてリード。一方でグスタフソンは「抑えきれない感じ」があり、前半中にグスタフソン対策の修正を試みたと話す。

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