「川崎フットボールアディクト」

おとりに使われた家長昭博が拍手を送った山田新のプレー【コラム】

エリソンがケガの影響で欠場。その穴を埋めた山田新の、ストライカーとしての本能が光るプレーがあった。J1第3節京都戦の前半17分のこと。

京都ボールのロングスローを跳ね返し、ボールを引き受けた山田が松田天馬を跳ね飛ばし、三竿雄斗の挑戦も退けてロングカウンターを打つ。並走するマルシーニョを視野に入れつつ、アピアタウィア久の守備を鋭い切り返しで外し、スピードダウン。山田自身はゴールを正面に見るポジションに入った。山田はここで時間を作りつつ周囲の状況を確認。選択肢を探していた。

「いい形で抜け出せて。少し時間がかかった所でアキさんが回ってきてくれたので」

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