「川崎フットボールアディクト」

生物学的な限界と、だからこそ見てみたい若手の可能性/ACL2023/24 GS第6節 vs蔚山現代【プレビュー】

■厳しい日程が故の

蔚山現代を相手にしたACLグループステージ第6節がフロンターレの2023年シーズンのラストマッチだ。今シーズンの52試合目ということになるが、鬼木達監督は勝って終わりたいと力強い。

「チームとしての最後の、もちろんACLの最後というのもありますけれども、チームとしての最後の活動になりますので。とにかく(ACL)6連勝。勝って終わりたいと。アウェイで難しいゲームになると思いますけれども、また日程的にも自分たち、苦しいところがありますけれど、それでもチーム一丸となって勝ちたいと思っています」

ACLは既にグループステージ突破を決めており、今大会だけを見れば消化試合ということになる。またわずか2日前に柏と戦った天皇杯決勝がまさに死闘と形容できる内容で、フィジカル面はもちろんメンタル面での揺り戻しが出てきておかしくない。そういう意味で、鬼木監督として、今シーズン中、チャンスの少なかった選手たちの起用に踏み切りやすい環境になっていると言える。それはたとえば前日会見に鬼木監督と共に高井幸大が出席していることから透けて見える部分だ。また鬼木監督の「あとはそれぞれ本当に1年間選手頑張ってきましたので。そこの個人個人の成長ですね。それを思いっきり出してアピールしてもらって、それをチームの力にしてほしい」との言葉からもうかがえる。

■成長株

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