「川崎フットボールアディクト」

新システムに手応えを感じる選手たち。策士ネルシーニョ監督との真っ向勝負に臨む/J1 第4節 川崎vs柏【プレビュー】

2試合のリモートマッチを経て、いよいよ今節から5000人の上限付きながら観客がスタジアムに戻ってくる。サポーター不在のスタジアムはやはりどこか異様な雰囲気だっただけに正常化の一歩となる。

そんな節目の柏戦を前に、以下のポイントについて整理した。

ポイント1「首位への意欲」
ポイント2「手応えを口にする選手たち」
ポイント3「ネルシーニョ監督」

■ポイント1「首位への意欲」
前節、多摩川クラシコの勝利の結果、フロンターレは3戦2勝1分けの勝ち点7で2位に浮上。もちろんまだ3試合しか消化していないのだが、苦労した昨季の序盤戦を考えると悪い気はしない。

ちなみに昨季のフロンターレはリーグ戦初勝利まで5試合を要した。開幕のFC東京戦での引き分けを皮切りに3節連続引き分け。さらに4節のG大阪戦は後半ATの失点で敗戦。難しい入りを強いられたシーズンだった。

例年スタートダッシュを目標にしてきたフロンターレにとって、今季ここまで3戦無敗かつ、リーグ再開から2連勝の戦績は求めていた結果そのものだとも言える。

こうした現状について鬼木達監督は、勝ち点3への強いこだわりに言及しつつ次のように説明している。

「(スタートダッシュについて)選手に大きくそういう話をしているわけではないですが、ただし自分の中では本当に勝ち点3というものにすごくこだわりがあるので。とにかく引き分けでなく、ゲームを勝ちに持っていくというところはすごく意識してます」

その鬼木監督は、首位への強い思いを口にしていて印象に残った。

「1日でもはやく首位に立って、戦っていく。Jを引っ張る。その気持は変わらない」

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