「川崎フットボールアディクト」

勝利が記録に直結するリーグ最終戦。いい形で締めくくりたい/J1 第34節 柏vs川崎【プレビュー】

ホーム最終戦で小林悠の得点をアシストした中村憲剛は、これが現役として見られる最後のリーグ戦となる。連戦ということでどれだけの出場時間になるかはわからないが、その憲剛の勇姿に期待しつつ、以下のポイントについて試合を展望する。

ポイント1「記録への挑戦」
ポイント2「前線に注意」
ポイント3「集大成」

■ポイント1「記録への挑戦」
フロンターレが臨むリーグ最終節の柏戦では、いくつかの記録に挑戦することになる。すでに更新した最多勝利(25勝)、最多勝ち点(80点)、最多得点(85点)に加え、最終節をもって記録が確定するのが最多得失点差(56点)、2位との勝ち点差(15)など。また今季すでに13得点の三笘薫が1点以上を記録すると新人得点記録を更新することになる。

シーズン中に更新した連勝記録なども含め記録的なシーズンをどう締めくくるのかが注目される一戦となる。

すでに優勝を決めているフロンターレだが、これらの記録やリーグ最終戦ということを踏まえ、この柏戦に34分の1以上の価値を与えるのか鬼木達監督に聞いてみたが、これまでと変わらないスタンスだった。

「チームによって違うと思いますし、その状況にもよると思うので。ただ、自分達はやっぱりあのどのゲームも勝つことに重きを置いてやっているので。そこのスタンスは、やっぱり変わらないですけどね」

目の前の1試合に集中して、勝つこと。そのスタンスで結果を残してきた今季のフロンターレは、勝つことで冒頭に記したいくつかの記録を更新することができる。結局は、愚直にいつもどおり、戦うことが一番だということだろう。

■ポイント2「前線に注意」

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