「川崎フットボールアディクト」

個人技を背景に2点先行。湘南の反撃を跳ね返し無失点勝利/J1 第8節 川崎vs湘南【レポート】

J1 第8節
4月19日(金)(19:03KICKOFF/等々力/19,556人)
川崎 2 – 0 湘南

■大島僚太が先制点を演出
前半21分の先制点の起点となった大島僚太のパスは見事だった。

ゴール前に入り込む馬渡和彰に浮き球でピタリと付けたこの場面、似たようなパスを過去に大島は見せている。昨季の第27節名古屋戦でのこと。今回と同じような位置から繰り出したラストパスは、クリアを試みる相手選手のオウンゴールを導くものだった。

この名古屋戦と、今回の湘南との違いは相手選手からのプレッシャーの有無ということになる。フリーで持たせた名古屋戦に対し、この湘南戦では相手選手が大島との距離を縮めていた。厳しいプレスではなかったが、迫りくる相手選手のアプローチは視野に入っていたはずで、それでもワンステップで精度の高い浮き球のパスをゴール前に出したのはさすが。

自らのパスについて説明を求められた大島は「なんか、あそこまでわかりやすく動いてくれると見つけやすいですし」と馬渡和彰の動きを称賛しつつ「まあでもあれはカズくんと阿部ちゃんがすごかったなと思います」とゴールに関わった両選手に感謝していた。

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