赤鯱新報

【赤鯱短信】魅せる縦横無尽のインパクト。“リベンジ”の気持ちも胸に、倍井謙は突破する。

倍井謙

直接その取材に参加したわけではないのでちょっと気が引けるのだが、鹿島戦を観戦に来た日本代表の森保一監督は、聞かれたからではなく、自ら「倍井謙」のことを話題にしたのだと記者仲間から聞いた。それだけのインパクトがあった65分からのパフォーマンスだったわけだが、「それは嬉しいっすよ。まずは認知してもらうことが一番大事だと思うんで」と喜ぶ一方、倍井の表情は微妙な感情を描く。「いろいろ言ってもらえますけど、僕的にはもっともっとやりたかったって部分の方が強いし…」。そしてため息のように大きく空気を吐き出しながら言う。

「単純に負けたことがすごく悔しかったんで、あの試合は」

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