赤鯱新報

【福岡vs名古屋】レビュー:疲労感と徒労感に満ちた重い敗戦。だからこそ燃え上がる、勝者になるための道探し。

■明治安田生命J1リーグ 第27節
9月16日(土)福岡 1-0 名古屋(19:05KICK OFF/ベススタ/7,647人)
得点者:84’ウェリントン(福岡)
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5連戦の疲労感が一気に出たような、重く苦しい試合だった。走行距離もスプリント数も、この日対戦した両チームに大差はない。だが、その運動量を攻守にわたってポジティブに使い続けた福岡に対し、ネガティブに浪費し続けたのが名古屋というのが試合を観ていた正直な感想だ。攻めた福岡と、しのいだ名古屋と言い換えてもいい。勝負はそれでもつかない場合は往々にしてあるが、ついには防波堤が決壊してしまうことだって多い。結果からすれば今回はその後者であり、奮闘に奮闘を重ねてきた中谷進之介のところでそれが起きたことに、チームの流れの悪さは感じた。しわ寄せは常に責任を背負う者のところに訪れる。彼を責めるのは簡単だが、彼に責任を背負わせるためにはチーム全体にもそれ以上の猛省が必要だ。

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