赤鯱新報

【大分vs名古屋】レビュー: 勝点3に含まれる、トータルマネジメントの重厚さ。快勝は次への布石にもなって。

■明治安田生命J1リーグ第9節
4月11日(日)大分 0-3 名古屋(15:03KICK OFF/昭和電ド/5,919人)
得点者:33’山﨑凌吾(名古屋)44’オウンゴール(名古屋)90+2’柿谷曜一朗(名古屋)
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勝ち方にこだわる。その意味は人それぞれだが、名古屋にとってのそれは“シーズンを勝ち抜く”という意味が強いのだと、改めて気づかされる一戦だった。3-0というスコアは快勝と呼ぶにふさわしく、試合内容は超がつくほど名古屋の必勝パターンだった。2試合連続無得点だった攻撃面でも3つのゴールを挙げたことはポジティブな要素だったが、指揮官が褒めたのは得点したこと自体ではなく、今後を優位に戦う試合展開にできたことだ。「中2日でまた次のゲームがある。ここから必要以上の体力を消耗することなく、まずはしっかり堅く守るという判断ができた」。マネジメントはあらゆる面で。抜かりのないサッカー。マッシモ名古屋の修飾語がまた一つ増えた。

メンバーを入れ替えて、勝つ。一言でいうにはあまりに難しいミッションにも選手とチームは見事に応えた。

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