【赤鯱回想】4.2016年9月10日 J1リーグ2ndステージ第11節 vsアルビレックス新潟戦
自宅待機、外出規制で大掃除や部屋の整理を進めている方も多いと思うが、そこで見つかるのは思わぬ思い出、お宝ではないだろうか。筆者も久々に昔の取材ノートを眺める機会が増えているが、意外にこまめにメモ取ってるな…と変な気分になること多数である。名古屋グランパスのあの頃、多くの選手や監督たちが発していた言葉は今も強く記憶していることもあれば、「こんなこと言ってたんだ…」と思うことも多い。この企画は、そうした体験のおすそ分けである。
まだまだ続く休止期間。グランパスも“当面の間”とひとまずは無期限で事の次第を見守る態勢に入った。いわゆるおうち時間のちょっとした読みものの一つとして、楽しんでいただければと思う。
4.2016年9月10日 J1リーグ2ndステージ第11節 vsアルビレックス新潟戦
試合終了の瞬間、記者席の近くに座っていた名古屋の強化担当が、机を叩いて渾身のガッツポーズを見せた。その気持ちはよく分かった。筆者はそれどころではなく、本当はへたり込んでしまいたいぐらいだった。普段、取材をしているだけでそうなのだから、あの頃のグランパスの選手たちの心労は察して余りある。4ヵ月、19試合ぶりの勝利は残留争いへの反撃の狼煙だった。
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