【クラブニュース】「今池まつり」に楢崎正剛登場!爆笑トークを展開!!(2097文字)
シルバーウィーク真っ只中の21日、名古屋市千種区の今池エリアで開催された「2015いきいき今池お祭りウィーク」通称今池まつり内のイベントとして、楢崎正剛のトークショーが行われた。楢崎がトークショーに出演するのは久々のことで、会場には500人ものファン、サポーターが詰めかけ、守護神の軽快なトークを楽しんだ。
冒頭から話題は間近に迫ったリーグ600試合出場のことになり、楢崎は「こんなに長く続ける、多くの試合に出るとは最初は考えてなかったです。でもやることは変わってないから、何がすごいのかが自分ではわからない」と返答。600試合すら通過点ととらえる鉄人らしい考え方には、司会者も観客もため息をつくばかりだった。
またリスペクトを感じる選手は?との問いに「闘莉王はガンガン来ますね」と答えると場内は喝采。「でも、僕らが本気でキレてやり合ってても、次の日には『またじゃれてましたね(笑)』って言われるんです」と苦笑交じりに闘将とのエピソードを語った。
トークの中では「緊急アンケート!」と題し、「楢崎選手、一言で何言う?」という企画も。これは読んで字のごとく、数名の選手名を聞いて3秒以内に一言で表現するというもの。7名の人物について問答が繰り返されたが、結果は以下の通りだ。
「永井選手」「速い」
「川又選手」「繊細」
「小川選手」「上から」
「ダニルソン選手」「優しい」
「闘莉王選手」「怪獣」
「西野監督」「頑固」
「楢崎選手」「カッコいい(笑)」
それぞれの言葉についてのエピソードもさすがに豊富で、「永井は脱臼して腕をつっているけど、たぶんその状態でも自分より足が速い」「堅碁はこの前、何か磨いているなと思ったらスーツケースのタイヤを磨いていた」「小川は8つくらい年下なのに、8つくらい上みたいに話す。オレが30歳くらいの時に『ナラさん、あと2~3年はやれますね』と言われて、頑張った(笑)」「ダニは普段から優しいし、試合に負けると謝ってくる」「闘莉王は見てのとおり、声も動きもでかい」「西野さんは要望を聞いてくれるけど、予定についての変更は基本はNO」などなど。
トーク終盤では彼らしいジョークも。トーク序盤で「印象に残っている試合」を聞かれ、プロデビュー戦やフリューゲルスの最終戦、名古屋での初戦などを挙げていたことを伏線に使い、締めの言葉で「さっき、思い出深い試合と聞かれて一昨日の試合を挙げようかと思った(笑)。それぐらいの試合で、ここ1か月くらい終わった時に申し訳ないって思うことが続いています。ここから立て直していきます」と発言。ベテランの妙味をステージ上でも見せ、50分のショーを締めくくった。
イベント後には報道陣にも対応し、「シルバーウィーク中のイベントだと知っていたら引き受けてなかったよ(笑)」と舌好調。迫る600試合についても「チームが良い状態で迎えられたらと思っていたけど、この状態では最小限のお祝いにしてもらおうかな」と楢崎節で語り、「そろそろ喜んで帰ってもらわないとね。ブーイングで終わるのは互いに辛いですから」と巻き返しへの意欲を見せた。現状打破へは「まとまって戦うのはもちろん、戦い方や共通意識をもって同じ方向を向くのが一番大事。チームがバラバラにならないようにするし、全員で前を向いて進みたい」とリーダーシップを発揮することを決心した様子だった。
599試合目となるホーム神戸戦まであと5日。「ジェルソンは『やるしかない』といつも言う。厳しい練習も、ポジティブに頑張っていきますよ」と、守護神はリフレッシュした様子で、明日からの練習に励むことを誓った。