「川崎フットボールアディクト」

期待に応えた選手たち。反転攻勢の流れを作りたい/J1 第20節 vs横浜FC【レポート】

J1 第20節
7月8日(土)(19:03KICKOFF/等々力/21,856人)
川崎 3 – 0 横浜FC

■入れ替わった3選手の働き

鬼木達監督が断行した先発メンバー3選手の入れ替えが功を奏した。

まずはチョン・ソンリョン。ソンリョンは第8節の等々力での名古屋戦に先発出場して以降、リーグ戦ではベンチを温めていたが、11試合ぶりの先発となった。めぐり合わせではあるが、この間先発出場を続けていた上福元直人にとって前節の19節名古屋戦を最後に連続先発が途切れることに。今後、GKのポジション争いがどうなるかは分からないが、名古屋戦がGKの交代のきっかけになった形だ。

また瀬古樹も先発メンバー入り。瀬古は14節の横浜FC戦に先発出場して以降、ベンチスタートとなっていた。

同じく先発スタートとなった山田新はリーグ戦では今季これが3試合目の先発出場。その山田は、途中交代出場の前節の名古屋戦の印象が強烈で、さらに言うと名古屋戦後の深夜に寮に帰宅した、その日のFC東京戦でも全力プレー。2ゴールの活躍を見せて猛烈にアピールしており、自らポジションを勝ち取っていた。

そんな3選手の働きもあり、チームは3試合ぶりの勝利を手にした。

■ビッグセーブで試合を落ち着かせる

まずはソンリョン。試合は序盤、横浜FCの攻勢にさらされる厳しい展開となる。開始直後の横浜FCボールのCKで岩武克弥に先に触られるピンチを招くと、その後もスピードを生かした攻撃で一気呵成に攻められてしまった。

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