「川崎フットボールアディクト」

3年ぶりの商店街あいさつ回り【ニュース】

■商店街あいさつ回り
3年ぶりに行われた必勝祈願後の商店街あいさつ回りについては、受け入れ側のみなさんも感慨深げだった。例えばジェジエウ、佐々木旭が担当した川崎駅前の場合、最初の訪問店となった川崎日航ホテル内にあるしゃぶ禅さんの喜び方は見ているこちらが微笑ましくなるレベル。素直に嬉しそうにされていて印象に残った。

そのしゃぶ禅さんの担当者の竹俣さんはフロンターレというチームについてみんなが応援できるチームだと話す。

「お店に来ていただいたお客様はサッカー少年も多く、サインに反応することも多いです。みんなが応援しているチームだと感じていますし、その選手に来ていただいて嬉しいです。地元だという感じがしますし、今季もがんばってほしいと思います」

川崎日航ホテルに隣接する川崎ルフロンさんは、管理室で記念撮影。一般の方が入れないところでの記念撮影に、地域に根ざしてきたフロンターレのある意味の強さを感じさせられた。

佐々木旭は、こうした商店街あいさつ回りのような地域に根ざした活動ができることが、フロンターレを選んだ理由の一つだと話す。

「こういう活動がいいなと思って、入るきっかけの一つでした」

その佐々木と共に商店街あいさつ回りを行ったジェジエウは、3年ぶりのあいさつ回りについて大事なものだと述べている。

「すごく大事なイベントの一つかなと思います。シーズンが始まる前に、このように皆さんの前でしっかり挨拶ができるというのは、自分たちもとても大事なものだと思っています。
このように商店街回りをすることによって、皆さんから新しい力をもらうことができたりしますので。サポーターの皆さんだったり、地元の川崎市民の皆さんだったりと、こうやって目の前でお会いしてお話することは、すごくいい機会だなと思います」

そんなジェジエウは、横断幕を持って会いに来た昔なじみのあゆむくんと嬉しそうに再会。言葉を交わしていた。

ちなみにあゆむくんはジェジエウについて「ケガした時から応援してます」とのこと。21年の終盤の左膝の負傷が記憶に残るが、それだけ体を張ってフロンターレのために戦ってきたジェジエウを応援したくなる気持ちはよく分かる。

■かわさき応援バナナ・かわさき応援アボカド

商店街あいさつ回りを終えた橘田健人が向かったのがイトーヨーカドー武蔵小杉駅前店。こちらで朝9時の開店時から100人限定で販売されていた「かわさき応援バナナ」と「かわさき応援アボカド」とのセットを購入できた参加者が橘田との写真撮影と、サイン入りポストカードをもらっていた。

写真撮影をした一人のしんしんくんは、橘田の好きな部分について「無尽蔵のスタミナ」と話すと「いくら走っても疲れを知らないのはすごいと思います」と語ってくれた。

必勝祈願前日の10日に入籍を発表していた橘田は、それでも応援してくれるサポーターとの交流や必勝祈願を振り返り「全てのことが初めてだったので。やっぱり、いろいろな方が応援してくれてるなって改めて感じましたし、絶対に結果で応えたいなとというふうに思いました」と力強かった。

タイトル奪還に向け、チームにとってはいい交流の一日になったようだ。

(取材・文・写真/江藤高志)

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