中止の第22節名古屋対川崎の現状について【ニュース】
7月26日に行われた理事会後の会見の質疑応答の中で、第22節の名古屋対川崎の中止の経緯についての質問が出た。
Jリーグとしては、中止までの経緯について現在弁護士を加えた第三者で調査を実施中だとのこと。なお、本件はJリーグとしてJリーグの規約第64条の適用を含めた罰則ありきでの調査ではないとのことだ。
なお、現時点でわかっていることとして、仮に保健所からのチーム活動停止の指導がないとしても13人が揃う状況ではなかったとのこと。
その一方で野々村芳和チェアマンは「一番最初のところの判断基準になったものが間違っていたのであれば、そこをもう一回正さなきゃいけなかったりすると思う」とも述べており、根本的な判断からの調査だとのことだ。
ちなみに本件について整理すると
1)名古屋対川崎中止のリリース内容について、名古屋グランパスの所轄保健所から名古屋グランパスに指摘が入る。
2)保健所からの指摘を受けたと、名古屋グランパスからJリーグに報告が上がり、現在に至る。
コロナを理由とした試合中止については、その全ての事例で13人の選手を揃えることができないのかをその都度調べることはできないと野々村チェアマンは言うが「この件に関してはいろんなことをしっかり調べた方がいいと思っていたりするので。リーグと名古屋で協力しながら、その背景も含めて見に行っているということです」とのことだった。
本件、第三者による調査が終わるまでは、いろんなことが決まらなさそうだ。
(取材・文/江藤高志)