「川崎フットボールアディクト」

ラフプレーが封じられた広州。フロンターレらしさが出しやすい状況に/ACL2022 GS第2節 vs広州【プレビュー】

■厳罰の広州の意味

若手主体のチーム編成だった広州が、4月10日に一部選手の入れ替えを発表。この入れ替えで新たにチームに加わった選手の一人が26歳のグアン・ハオジンだった。その名前を知らなくとも、彼のやったことと、その結末は多くの人に知られることとなった。ジョホール・ダルル・タクジム戦でのラフプレーにより一発レッドとなったグアンは、所属する広州から解雇を言い渡された。

この件に関し、チーム内の雰囲気はどうなのか、前日会見に出席したパン・ヨンヘ監督に聞いてみた。パン監督は「今回の件についてまずはレフェリーの判定と、処分についてリスペクトします」と前置きしたあと「我々のクラブには規則があるので」と発言。ラフプレーに対しての内部規定に言及しつつ、「選手たちの感情をコントロールして、いい試合をする必要がある」としていた。

動揺があるとまでは口にしていないが、今回の厳罰を受けた広州の選手たちはラフプレーを控えることになるはず。ジョホール戦の広州は、グアン以外にも足の裏でのタックルなど、少々荒っぽいプレーも見られていたことを考えると、フロンターレにとっては朗報であろう。

話は逸れるが、昨季フロンターレがACLで対戦した北京がフェアな試合運びをしていて個人的には好感度が上がった。昨季の北京戦と類似するような試合展開になるのかどうか、確かめたいと思う。

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