「川崎フットボールアディクト」

CB2枚が負傷交代。VARに助けられた第1戦/ルヴァン杯準々決勝第1戦 vs浦和【レポート】

ルヴァン杯準々決勝第1戦
9月1日(水)(19:03KICKOFF/駒場/4,629人)
浦和 1 – 1 川崎

■苦境の前半

試合開始直後からフロンターレは、リスクを取った縦パスを意図的に入れていた。試合の進展とともにその回数自体は減っていったが、浦和の献身的な守備に対しても、際どいところを通しつつ縦パスを入れる姿勢に懐かしさを覚えた。「そうそう、こういう姿勢だよ」とひとりごちて強気な選択を楽しんでいた。

そのフロンターレに対し、浦和は江坂任と小泉佳穂を前線に並べ前線からの守備を徹底。ボランチの柴戸海の厳しさとも相まって、中盤での攻防は熱を帯びた。

立ち上がりに前に出ていく意思を示していたフロンターレではあったが、浦和守備陣のゴール前での堅守をなかなか崩せず。浦和陣内のバイタルエリアに近づくにつれ、プレーの精度が下がってしまったように思えた。ただ相手のペナルティーエリア付近での攻撃には、相手の守備との兼ね合いでもあるので一概にフロンターレが悪かったとも言えず。

そんな試合は、フロンターレサイドに問題が頻発する展開となる。問題の一つ目はジェジエウの負傷交代。前半25分に汰木康也のクロスに対応した場面で痛めたようで、飲水タイムを経た28分のプレー後に左の鼠径部あたりをさすりながら座り込み、タンカに乗せられて交代となった。このアクシデントにより31分に交代出場したのは山村和也だった。

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